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クリエイターズバトン: 2009年8月アーカイブ

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株式会社ガンバリオン
プランナー

井上 晃 dotline510.gif

 1.今の仕事を始める事になったきっかけ

5年ぐらい前にガンバリオンのデバッグアルバイトを始めたのがきっかけです。
アルバイトをする前はいわゆる無職で、とにかく働かなくてはと思い、ガンバリオンのデバッグプレイヤーアルバイト募集に応募しました。
元々細かい性格なもので重箱の隅をつつくようにデバッグプレイをしていましたね(笑)。
結局、不定期ですが2年半ぐらいデバッグプレイやデバッグチームリーダーを経験して、その内に社員として働かないかと声をかけていただきました。
今思うとデバッグをやっている時に、毎回のように仕様やバランスについての提案をやっていたので、それが良かったのだと思います。

 

2.どんな仕事をしていますか?

色々やります。
モーション表を書いたり、ステージの仕様を書いたり、テキストを考えたり、バランス調整をしたり......などなど。
何をやるにしても共通しているのは、作り手として表現したい事も勿論あるけれど、実際にユーザーがどんな気持ちで遊ぶのかを意識すると言う事です。
誰しもゲームをプレイする際に、そのゲームに対して期待する何らかのものがあると思うので、それを裏切らないようにしたいですね。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

『がんばれゴエモン』シリーズ、『聖剣伝説2』、『三国志Ⅱ』などです。
一見何の共通性もなさそうなこれらのゲームですが、「友達と一緒に遊んだ」と言う点で非常に思い出深いものになっています。
自分の実家は田舎にあって、その中でも最寄りの同級生の家までは2㎞以上という更に僻地に住んでいました。
ですので、学校が終わってから友達の家に遊びに行くと言う事がなかなかできず、休日に友達と遊ぶのが楽しくて仕方ありませんでした。
ゲームは友達の家に行く、または友達が自分の家に来る良い理由になっていたように思います。

 

4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

最近読んだ本では『ガチャピン・ムックのマナーバイブルfor男子』が面白かったです。
内容的にはごく普通のマナー本なのですが、挿し絵でガチャピンとムックが名刺交換をしていたり、解説でムックが「~ですぞ。」などと言っていたりしていて、硬いイメージのマナーを楽しく学ぶ事ができます。
ちなみに女性向けの『コニーちゃんのマナーバイブルfor女子』も存在を確認しました。

あと是非オススメしたいのが、ドストエフスキーの『罪と罰』です。
本に限らずですが、物事には触れる(見る、読む、聴く、遊ぶetc)べき時期と言うものがあると思っていて、『罪と罰』を読んだ当時無職だった自分にはドストライクでした。
興味を持ったきっかけは大学に行っていた頃に教授が「誰が読んでも面白い」と、この本を薦めていた事ですが、当時は「そんな小難しい本なんか読んでられるかよ。何がドストエフスキーだ、バカヤロー」と、権威に対して斜に構えていて手には取りませんでした。
でも後になって実際に読んでみると面白かったのです。見事なまでに。
それは自分の境遇と『罪と罰』の主人公の境遇が似ていて、より感情移入できた事で面白さが増大したからで、恐らく真面目に(?)働いている今読んでも同じ感動は味わえないのかなと思ったりもします(勿論、働いている方にもオススメです)。

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

上にも書いていますが、物事には触れるべき時期があると思うので、
色々なものに触れてみてください。
良い時期に出会ったものは、そうでない時に比べ受ける影響が格段に違います。
そして多くのものに触れている内に自分の価値判断基準ができてきます。
それは何かにぶつかった時、必ず役に立つはずです。
ただ、今の自分に合うものに狙って出会うのはなかなか難しいところもあります。
なので、少しでも興味を引かれたものには積極的に近づいてみると良いです。
中には「何じゃこれ」とか「こんなものか」と感じるものもあるでしょうが、それはそれで経験になるはずです。
その時は分からなくても、後になって思い返せば分かる事も多々ありますしね。
そうやって自分の価値判断基準を増やしていくと色んな状況に対応できるようになります。
多分......いや、きっと。

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株式会社ガンバリオン
プログラマー

星野 優士

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

小・中学生の頃は1日1時間の言いつけも守らずファミコンに明け暮れるゲーム少年でしたが、その時はまだゲームをつくる方へ意識は向いていませんでした。
工業高校の情報技術科に進学し、プログラムに出会い、その楽しさを知り、プログラムを仕事にしたいと思いました。子供の頃からずっとゲームをやっていたので自然とゲームプログラマーになりたいと思うようになり、福岡の専門学校へ入学。就職活動時に大好きなワンピースのゲームをつくっている会社が福岡にあると知り、居ても立っても居られずガンバリオンに応募し、現在に至ります。
ちなみに僕の似顔絵の鼻が青いのは、ワンピースで特にチョッパーが大好きなのでこうなっています。(笑)
以前、ガンバリオンBlogの四コマで、妻がつくったチョッパー弁当が掲載されたりもしました(汗)。

 

2.どんな仕事をしていますか?

CGデザイナーさんがつくった絵やモデルを画面に表示したり、プランナーさんが考えた仕様書(ゲームの設計書のようなもの)を基にゲームをつくっていくお仕事です。
また、ゲームプログラム以外でもゲームに必要なデータを設定するためのツール作成なども行っています。ユーザーさんが直接遊ぶ部分ではありませんが、このツールの良し悪しがゲーム開発の効率、ひいてはクオリティに関わってくるので、とても重要なのです。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

思い出のゲームは「ファイナルファンタジーVI」です。
たくさんの個性豊かなキャラとドラマティックな展開に魅了され、クリアしても何度も繰り返しやっていました。今でもサントラを聞いてはあの頃を思い出し、プレイしたい衝動に駆られています。
それと、発売日にお店のオープン2時間前から並び、お年玉を貯めて自分のお金で買ったのに、家に帰った瞬間に兄にソフトを強奪されファーストプレイを奪われるという苦い思い出もあります。(笑)

 

4. 最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

最近というわけではないのですが、おすすめの本は岡嶋二人さんの「クラインの壺」です。
ジャンルはSFミステリーになるのかな?
バーチャルリアリティー体感装置を使ったゲームを開発するために、主人公が仮想現実の世界へ入り込んでいくお話です。
初版は1989年なのですが、その頃にこんな話を書いているところが凄いなぁと。
この本を読むと、将来バーチャルリアリティー体感装置が完成しても、恐ろしくて入れなくなっちゃいますよ。

 

5. ゲーム業界を目指す方へアドバイス

コミュニケーション能力がとても大事です。
ゲーム開発は1人で行うわけではないので、意思の疎通がちゃんと出来ていないとおかしな方向に進んでしまいます。そうならないように、自分の考えをちゃんと伝えること、相手の考えをちゃんと把握できるようになって欲しいと思います。
方法は色々ありますが、自分は「相手から訊いたこと(相手の考え)を、自分がどう理解したのかを、相手に伝える」ようにしています。

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株式会社サイバーコネクトツー
グラフィックデザイナー

吉田 元美

 

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

絵を描くこと・構図を模索することが小さな頃から日常の中に組み込まれていたので、
何か絵を使った仕事ができないかと探していたときにピンときたものがCGという言葉でした。
そして高校生の時に進路指導室の資料棚からゲーム業界の本を見つけ、CGを使ってゲームをつくりたいと思い専門学校に進路決定をしました。
ゲームというものはアニメ・漫画・映画・音楽等全てのエンタテインメントの要素を持っています。それを最大限に活かして活躍しているサイバーコネクトツーという会社に興味を持ち応募をしました。

 

2.どんな仕事をしていますか?

ゲーム中のキャラクターに動きを付けるモーションデザインを担当しています。
日常的な演技から激しいアクションまで様々ですが、動きを付けて初めてキャラクターを実感できます。
ゲームに組み込まれるものなのでレスポンスを意識し、ゲームバランスを考慮したモーション作りを心がけています。
一番の難関は「キャラクター性」です。どう動けば「らしさ」が出るかを毎回悩みながら作っています。
キャラクター性を出すには指先や足先など末端の部分まで気を配ることが大切だと思っています。見えにくい場所ではありますが「何か動いた」という感覚を見る人に与えることで動きを印象付けます。私の場合はよく紙に描き起して細かい部分を考えています。
ここで頭の中がぐるぐるしてしまった時などは周りの人に意見を聞いたりします。意外と間逆の意見が出たりして頭がスッキリするものです。こういったコミュニケーションも仕事の上で大事だと思います。
キャラクターが上手く動いたときの感動は何にも代えられないくらい大きく、自分次第で表現がどんどんと広がっていくので非常にやりがいのある仕事です。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

「ファイナルファンタジーⅩ」です。
初めてPS2で遊んだゲームで、そのグラフィックに圧倒された覚えがあります。
ゲーム中にシアターというイベントムービーを繰り返し見られる場所があるのですが、随分長い時間そこに入り浸っていました。
思えばこの作品もゲーム業界を目指すきっかけだったのかもしれません。
そして「幻想水滸伝Ⅲ」も私の中で忘れられないゲームのひとつです。
私の中の価値観を大きく変え、クリア後一ヶ月ほどは悶々としていました。
当時ハッピーエンドが当たり前だと思っていた私にとって衝撃的なラストだったからです。
それからは主人公達だけでなく敵や群集などから見たストーリーを考えるようになりました。
そういったこともあり、ひとつのゲームプレイに掛ける時間が長くなりました。

 

4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

映画の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」です。
前作「序」の続きですが、今作はテレビシリーズとはまったく違った話になっています。
話の面白さもそうなのですが、テンポにも注目してもらえればと思います。
間の取り方がすごく上手いので演出面でとても参考になります。
後はどこが3Dでどこが手描きなのかを探してみるのも面白いかもしれません。

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

「やろうと思えばなんでもできる」ですね。
「できるか心配」ではなく「できる」と思いきって始めれば案外達成できてしまうものです。
そして集めた情報の中から自分の「できる」範囲の想像をたくさんしてください。
その想像を現実に作り出すために一生懸命になれば自然と結果も出ているはずです。

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株式会社サイバーコネクトツー
グラフィックデザイナー

角田 瑞紀

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

もともと何かパソコンを使った仕事に就きたいと思い、高校の頃はプログラムの勉強をしていました。
プログラム的な思考というのは当時の自分には斬新で面白かったのですが、小さい頃から絵を描くのが好きだったので、絵に関する勉強もしたいと思い、高校3年生の頃からほぼ独学で3 DCGを勉強していました。
もっと本格的に3 DCGを勉強したいと思い専門学校に入学し、そこでCGムービーを制作したり、チームでゲーム制作をしながら勉強し、3DCGに関する仕事だったらゲームをつくりたいと思いゲーム会社を志望しました。

 

2.どんな仕事をしていますか?

主にキャラクターなどに動きをつけるモーションデザインを担当しています。
今はアクションゲームなどに使われる、走ったり跳んだりするような激しい動きを主に制作しています。単純に走る・跳ぶなど誰でもする動きですが、そんな中でもそのキャラクターの個性を表現する事が難しく、また楽しくもあります。
実際にゲーム画面に表示させてみるとキャラクターは意外と小さく、地味に見えがちなことが多いです。そのため遠くから見ても何の動きをしているのかがわかるように、リアルな動きより少し誇張して見栄えのする躍動感あるモーションを心がけています。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

小学生の頃、はじめて自分のおこづかいで買ったゲームが初代の「ポケットモンスター」なので思い入れ深いです。
また、父親が昔からパソコン関係の仕事に就いていたため、ファミコン以上にパソコンでずっとゲームをしていたのですが、小学生の頃「Age of Empires」にめちゃくちゃはまって、週末になるといつも父親と対戦していました。

 

4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

一番最近読んだのは、東野圭吾さんの「手紙」です。
強盗殺人犯の兄を持つ弟が主人公の話で、差別や偏見といったものがテーマだと思うのですが、"差別は人間が平和に暮らすためにあって当たり前のもの"、という納得したくないけど確かに現実はこうだろうなあ、と「手紙」を読んだ後はなんとも言えない複雑な気分になります。
ラストシーンがすごくキレイですっきり終わっているのですが、非常に考えさせられる作品です。

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

物を作り出すということは大変ですが、それ以上にとても楽しい作業なので、ぜひがんばってゲーム業界を目指してほしいです。
グラフィックデザイナーを目指している方は、まずゲーム制作に関する作業をモデリングからモーションまで、出来ればエフェクトまで一通り経験して、かつ自分のやりたい職種を探してそこを突き詰めてアピールしていけばいいのではないかと思います。
実力と熱意と根気と体力があれば必ず実現出来ると思います。

 

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