みなさんこんにちは、アーティスト志望の東滉子です!
遂に、今回で最後のブログです。
インターンシップが始まってから、今までゲーム制作を行ってきた日々を思い返すと、
非常に寂しい気持ちになりますね。
今回は、β版完成とその後についてのお話をしていきたいと思います!
■β版完成!
前回のブログでは、「ゲームに必要となる素材の発注表」や「ストーリーイラストの作成」について、お話しました。
今回のβ版では、ゲームデザイナーの津田さんと前田さんのブログにも書いてありますが、
α版のプレゼンテーションで指導担当者の方々に指摘していただいた点と、そのアドバイスを踏まえ、
ゲームの仕様をしっかりと組み立てなおし、そこからβ版の制作へと取り掛かることとなりました。
β版の作業に向けて、ゲームの方向性の確認を行い、そこで新たに追加された素材やゲームの仕様変更により
削除された素材がでてきました。
そして、β版に向けて発注表も修正され、α版と同様、ひたすら素材の作成です!
これから作成する素材の内容としては、
・ストーリーイラストのブラッシュアップ版
・追加されたモーションの作成
・β用の敵のモーション作成
・ヘルプ画面の作成
・メニュー画面のイラスト
などなど!
やらなければならないことは山ほどあります。
その中でもメニュー画面のイラストについてお話したいと思います。
まず、下のイラストをご覧ください。
背景にいるキャラクターが目立っているため、ロゴの存在感が薄くなってしまっているのがわかります。
トップメニューに入れるはずのイラストでしたが、このゲームで強調すべき部分は「プリドア」であって、
後ろのキャラクター達ではありません。
ロゴを強調するために、後ろのキャラクター達のイラストは没となり、今ではロゴのみとなっています。
このように、ゲームの仕様変更で没となった素材の他に、デザイン性を考えた結果、没となった素材もありました。
これらを乗り越えて、ついにβ版完成です!
■β版完成後
β版が完成し、次に行われるのがデバッグ作業です。
デバッグについては他のブログでもご紹介があるので、このブログでは作業中の様子をお伝えしたいと思います。
デバッグ作業では、私たちが制作したゲームを、自分たちで実際にプレイします!
何度も何度もゲームをプレイしなければならないので、自然と操作も上手くなっていくので驚きです。
それでは!ここで実際に見つけたバグをいくつか紹介していきたいと思います。
☆バグその1
「敵が壁まで来ると消滅してしまう」
このバグは、消えるはずの無い敵キャラクターが、壁まで来ると突然消えてしまうというものです。
【手順】
1.右下の壁の所まで、プレイヤーを移動させます。
↓
↓
2.敵がプレイヤーを追ってくるので、そのまま壁の前で待機すると...
「んんん!?」
これは、プレイ画面中に起きているバグで、出現回数も多く、修正の優先順位は高めです。
☆バグその2
「オープニングに戻る時に一瞬映るGAME OVERの文字」
このバグは、ゲームオーバーの画面からオープニングに戻る時、画面が真っ暗になった瞬間何故か
「GAME OVER」の文字が表示されてしまうというものです。
【手順】
1.ゲームオーバー画面からオープニングに戻ります。
↓
↓
2.オープニングに戻るため、段々と画面が暗くなっていきます。
↓
↓
3.画面が真っ暗になると同時に一瞬だけ現れる謎の「GAME OVER 」!!
なんということでしょう!?
ほんの一瞬のバグではありますが、バグはバグです。
ゲームを完成させるためには、ちゃんと修正しなければなりません。
☆その他のバグ
1.「見切れた状態で左右にぶれる敵」
2.「骨とプレイヤーに挟まれたドラゴンが左右に反転しながら攻撃してくる」
このとき、プレイヤーは自由に動けますが、右を向かないはずのドラゴンが反転しながら攻撃してきます。
この他にも、プレイヤーがマップから押し出されたり、壁を突き抜けて画面外に落ちてしまったりと、
まだまだバグは沢山!
これらのバグは、バグ報告表を使用してプログラマーに報告します。
報告されたバグは、プログラマーが発生箇所を特定し、そこを修正します。
デバッグ作業を終えて、ついにゲームの完成です!
■最後に
第14回FUKUOKAゲームインターンシップに参加して、約1ヶ月という長いようで短い期間。
その言葉通り、あっという間に時間は過ぎてしまい、もうインターン最終日です。
「スケジュール通りにやろう!」と頑張っても、結局はα版・β版共に完成予定日とずれてしまい、
作業が遅れ気味になってしまったこともありました。
なかなか上手くいかないものですね...。
しかし、体調管理に関してはバッチリなので、誰一人休むことなく制作に取り組むことができました!
もしも、このインターンシップに応募しようかと迷っている人がいたとしたら、迷わずアタックしてほしいです!
「ゲーム会社でゲームをつくることができる」というだけでも十分に凄い事ですが、社員さんと話が
できるという機会を与えてくれるのは、本当に貴重なことです。
質問すればするほど、新たなことに気づくこともでき、さらに、ものの見方や意識も変わると思います!
そして、自分自身を見つめ直すとてもいい機会になるので、「自分がこれから何をすべきか」という課題と
目標を持つことができます。
インターンシップが終了しても、「今回経験して学んだこと」、「ものづくりに対する熱量」を忘れず、
今後も成長し続けられるよう頑張っていきたいと思います。
インターンシップでお世話になったチームみんなと、サイバーコネクトツーの全社員様、
今まで本当にありがとうございました。
これで、私のブログは終了となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
■サイバーコネクトツーのウェブサイトはこちら
>>【2013春】サイバーコネクトツー:デザイナーコース 東滉子さん(1)
>>【2013春】サイバーコネクトツー:デザイナーコース 東滉子さん(2)
遂に、今回で最後のブログです。
インターンシップが始まってから、今までゲーム制作を行ってきた日々を思い返すと、
非常に寂しい気持ちになりますね。
今回は、β版完成とその後についてのお話をしていきたいと思います!
■β版完成!
前回のブログでは、「ゲームに必要となる素材の発注表」や「ストーリーイラストの作成」について、お話しました。
今回のβ版では、ゲームデザイナーの津田さんと前田さんのブログにも書いてありますが、
α版のプレゼンテーションで指導担当者の方々に指摘していただいた点と、そのアドバイスを踏まえ、
ゲームの仕様をしっかりと組み立てなおし、そこからβ版の制作へと取り掛かることとなりました。
β版の作業に向けて、ゲームの方向性の確認を行い、そこで新たに追加された素材やゲームの仕様変更により
削除された素材がでてきました。
そして、β版に向けて発注表も修正され、α版と同様、ひたすら素材の作成です!

▲β版の発注表(赤色の部分は優先度が高い素材)
これから作成する素材の内容としては、
・ストーリーイラストのブラッシュアップ版
・追加されたモーションの作成
・β用の敵のモーション作成
・ヘルプ画面の作成
・メニュー画面のイラスト
などなど!
やらなければならないことは山ほどあります。
その中でもメニュー画面のイラストについてお話したいと思います。
まず、下のイラストをご覧ください。

▲初期のメニュー画面イラスト
背景にいるキャラクターが目立っているため、ロゴの存在感が薄くなってしまっているのがわかります。
トップメニューに入れるはずのイラストでしたが、このゲームで強調すべき部分は「プリドア」であって、
後ろのキャラクター達ではありません。
ロゴを強調するために、後ろのキャラクター達のイラストは没となり、今ではロゴのみとなっています。

▲現在のメニュー画面イラスト
このように、ゲームの仕様変更で没となった素材の他に、デザイン性を考えた結果、没となった素材もありました。
これらを乗り越えて、ついにβ版完成です!
■β版完成後
β版が完成し、次に行われるのがデバッグ作業です。
デバッグについては他のブログでもご紹介があるので、このブログでは作業中の様子をお伝えしたいと思います。
デバッグ作業では、私たちが制作したゲームを、自分たちで実際にプレイします!
何度も何度もゲームをプレイしなければならないので、自然と操作も上手くなっていくので驚きです。

▲バグ探し中の様子
それでは!ここで実際に見つけたバグをいくつか紹介していきたいと思います。
☆バグその1
「敵が壁まで来ると消滅してしまう」
このバグは、消えるはずの無い敵キャラクターが、壁まで来ると突然消えてしまうというものです。
【手順】
1.右下の壁の所まで、プレイヤーを移動させます。

▲実際のプレイ画面
↓
↓
2.敵がプレイヤーを追ってくるので、そのまま壁の前で待機すると...

▲画面右下の拡大図
「んんん!?」
これは、プレイ画面中に起きているバグで、出現回数も多く、修正の優先順位は高めです。
☆バグその2
「オープニングに戻る時に一瞬映るGAME OVERの文字」
このバグは、ゲームオーバーの画面からオープニングに戻る時、画面が真っ暗になった瞬間何故か
「GAME OVER」の文字が表示されてしまうというものです。
【手順】
1.ゲームオーバー画面からオープニングに戻ります。

↓
2.オープニングに戻るため、段々と画面が暗くなっていきます。

↓
3.画面が真っ暗になると同時に一瞬だけ現れる謎の「GAME OVER 」!!

▲スクリーンショットするの大変でした
なんということでしょう!?
ほんの一瞬のバグではありますが、バグはバグです。
ゲームを完成させるためには、ちゃんと修正しなければなりません。
☆その他のバグ
1.「見切れた状態で左右にぶれる敵」

▲骨に近づくとムーンウォークをしながら画面外に出てしまいます
2.「骨とプレイヤーに挟まれたドラゴンが左右に反転しながら攻撃してくる」
このとき、プレイヤーは自由に動けますが、右を向かないはずのドラゴンが反転しながら攻撃してきます。

▲通常、ドラゴンは右を向かないようにしてあるはずが...
この他にも、プレイヤーがマップから押し出されたり、壁を突き抜けて画面外に落ちてしまったりと、
まだまだバグは沢山!
これらのバグは、バグ報告表を使用してプログラマーに報告します。
報告されたバグは、プログラマーが発生箇所を特定し、そこを修正します。
デバッグ作業を終えて、ついにゲームの完成です!
■最後に
第14回FUKUOKAゲームインターンシップに参加して、約1ヶ月という長いようで短い期間。
その言葉通り、あっという間に時間は過ぎてしまい、もうインターン最終日です。
「スケジュール通りにやろう!」と頑張っても、結局はα版・β版共に完成予定日とずれてしまい、
作業が遅れ気味になってしまったこともありました。
なかなか上手くいかないものですね...。
しかし、体調管理に関してはバッチリなので、誰一人休むことなく制作に取り組むことができました!
もしも、このインターンシップに応募しようかと迷っている人がいたとしたら、迷わずアタックしてほしいです!
「ゲーム会社でゲームをつくることができる」というだけでも十分に凄い事ですが、社員さんと話が
できるという機会を与えてくれるのは、本当に貴重なことです。
質問すればするほど、新たなことに気づくこともでき、さらに、ものの見方や意識も変わると思います!
そして、自分自身を見つめ直すとてもいい機会になるので、「自分がこれから何をすべきか」という課題と
目標を持つことができます。
インターンシップが終了しても、「今回経験して学んだこと」、「ものづくりに対する熱量」を忘れず、
今後も成長し続けられるよう頑張っていきたいと思います。
インターンシップでお世話になったチームみんなと、サイバーコネクトツーの全社員様、
今まで本当にありがとうございました。
これで、私のブログは終了となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
■サイバーコネクトツーのウェブサイトはこちら
>>【2013春】サイバーコネクトツー:デザイナーコース 東滉子さん(1)
>>【2013春】サイバーコネクトツー:デザイナーコース 東滉子さん(2)