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FUKUOKAゲームインターンシップBLOG

世界、そして、未来を見据える人たちが、福岡にいます。

GFF加盟企業をはじめとする福岡のゲーム企業の現場に入ってその仕事を体験する、ゲームインターンシップ制度。
ゲーム制作の厳しさ、楽しさを学んで、ゲームクリエイターになるきっかけをつかむ体験をブログ形式で報告します。

デザイナーコース: 2017年12月アーカイブ

■氏名:アヌボ シュクラ
■期間:8/10~8/15
■タイトル:3Dモデラーの仕事!

始めに
第23回 福岡ゲームインターンシップに参加している、インターン生のアヌボ シュクラです。
私は博多のサイバーコネクトツーのインターン生として3Dモデラーの仕事を担当しています。

今回のブログでは、モデラーとしての私の仕事を紹介しようと思います。
また、このブログを通じて、ゲームインターン生としての私の経験もみんなさんと共有したいと思います。

3Dモデラーの作業
今回のインターンシップで私達は8名1チームですが、それぞれゲームデザイナー、ゲームプログラマー、及びゲームアーティストを担当しています。

また、ゲームアーティストは、モデラー、リガー、アニメーターの作業に分かれています。ゲームの企画としては我々UnityでTPSアクションゲームを作ることにしました。
それを決めた後、デザイナーはゲームの主人公、敵、背景などのコンセプトデザインを描きました。
私はそのコンセプトデザインを基にして3Dモデリングの作業を始めました。

それでは作業の説明に入りましょう。
3Dモデリングはゲーム作りの最初の段階である為、モデラーは早めにアセットを作らなければなりません。
モデラーの作業が遅いと、その後の流れも送れる恐れがあります。
ただ、最初から完成形の3Dモデルを作る必要はありません。
まずは、リガーとアニメーターに渡すための仮モデルを作っておきましょう。仮モデルは、その後でどんどん修正しても構いません。
今回のゲームでの、私の3Dモデリング作業の流れは以下の通りでした。
 まずは、ゲームのキャラ(主人公、敵など)の3Dモデルを「Zbrush」でスカルプトしました。
 「Zbrush」で出来た3Dモデルのポリ数が高い(ハイポリ)為、それをゲームに利用すると、ゲームの性能が悪くなります。その為、まずそれを「Maya」でリトポし、ポリ数が少ない(ローポリ)のモデルに変換しました。
 そのローポリモデルを「Maya」で「UVアンラップ」して テクスチャを付けるようにしました。
 最後にテクスチャを「Photoshop」で完成し、3Dモデルに付けました。

図1.png
図1:3Dモデリングのワークフロー
(I)「Zbrush」で作成したハイポリモデル。(II)「Maya」でリトポしてローポリに変換。
(III)骨を付けて変形の確認。(IV)修正した最後のゲームキャラモデル

図2.png
図2:ゲームにあるプロップの3Dモデル
(I)草(II)花 (III)でかい花 (IV)銃1 (V)銃2 (VI)小石



モデルとテクスチャの完成で、モデラーの仕事が終了になるとは言えません。モデルをリガーに渡す前に3Dモデルの変形を確認する事もモデラーの責任だと思います。それをしないとアニメーションの時にモデルの動きが変になってしまう可能性があります。モデリングの時出来るだけリガーとアニメーターの負担にならないように注意します。自分の作業でも、私はモデルを完成させた後、それに骨を付けて、変形をチェックしました。今まで「Maya」でリギングをしたことがありませんでしたが、このインターンシップをきっかけに、簡単なリギングが出来るようになりました。

インターンシップに対しての感想
次は、今回のゲームインターンシップについての感想を共有したいと思います。インターンシップで他のインターン生と一緒にゲーム作りの活動をして、みんなで何かをやる楽しさを感じました。今までの3DCG作品の作りは独習でしたが、インターンシップで他のインターン生と指導教員から色々と学ぶ機会に恵まれました。自分のCGポートフォリオに対してもプロの社員の方からアドバイスを頂きましたし、会社で働きながらゲーム業界の雰囲気や仕事の詳しい内容も分かるようになりました。
また、CyberConnects2の代表ゲーム、「Naruto Shippuden: Ultimate Ninja Storm4」と「Jojo's Bizarre Adventure:All Star Battle」も、社内で遊ばせて頂くことが出来ました。ゲームをしながら、社員のゲームクリエイターの方と話しをし、ゲーム作りについてのご指導もたくさん頂きました。それは、とても貴重な体験だと思います。インターンシップ中に集めたこのような経験は、将来、とても役に立つと感じています。

最後に
世界中で「.hack」と「Naruto」シリーズのゲーム開発者として有名なCyberconnects2のインターン生として選ばれて、私の夢が叶ったかなと思います。Cyberconnects2の社員の方からご指導を頂きながら作業をするのは、私にとって本当にありがたいことです。

福岡ゲームインターンシップはゲームインターンシップ職業を目指している学生にとって、本当にいいチャンスだと思います。インターンシップで、ゲーム作り以外でもゲーム業界に対してのさまざまな情報と経験を集めることが出来ます。申し込みをする時は不安だと思いますが、ぜひ申し込んでみてください。
                 




【サイバーコネクトツーでのインターンシップ】
【2017夏】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(1)
【2017夏】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(2)
【2017夏】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(3)


【その他企業でのインターンシップ】
第23回FUKUOKAゲームインターンシップBLOG もくじ





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