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FUKUOKAゲームインターンシップBLOG

世界、そして、未来を見据える人たちが、福岡にいます。

GFF加盟企業をはじめとする福岡のゲーム企業の現場に入ってその仕事を体験する、ゲームインターンシップ制度。
ゲーム制作の厳しさ、楽しさを学んで、ゲームクリエイターになるきっかけをつかむ体験をブログ形式で報告します。

プランナーコースの最近のブログ記事

みなさま、はじめまして!

FUKUOKAゲームインターンシップのプランナーコースに参加させていただきました、KCS福岡情報専門学校の樋口真輝(ヒグチマナキ)です。将来は、ゲームプランナーとして、ゲーム業界で活躍したいと考えています。学校では、エンジニアクリエーター科を選択しており、WEBデザインや3Dモデリングといったクリエーターの即戦力になるための勉強をしています。その授業の中でチームでのゲーム制作を行う授業もあります。

今回、ブログ作成の機会を頂いたのでインターンシップの内容を踏まえながら、インターンシップで感じた事について書こうと思います。

インターンシップの詳しい内容に入る前に、今年のインターンシップは去年と同じくコロナの影響で一日のみオンライン開催されました。オンラインの良かった点は、グループで活動する際に学生の作品及び資料の共有がしやすかった所です。一方で実際の職場にお伺いして顔を合わせながら、プランナーの方や他の学生の意見をお聞きするという経験ができなかったので寂しく感じました。

プランナー1.png

今回のインターンシップは、「ドライヤーを用いたアクションゲーム」というお題から企画書のラフを用いたプレゼンテーションまでを以下の流れで行いました。

1.ゲームのコア
2.ゲームを構成する要素
3.ゲームシステム
4.企画書のラフの作成
5.企画書のラフを用いたプレゼンテーション

プランナー2.PNG

作業中は、講師の方1人、学生3人のグループに分かれるため、作業中でも学生がわからない部分を質問することで、講師の方がアドバイスをして頂きとても作業しやすかったです。

まずゲームのコアについて説明します。ゲームのコアとは、そのゲームの面白いと思ってもらう部分です。そこで、お題の「ドライヤーを用いたアクションゲーム」からゲームのコアを考えました。僕は、ドライヤーには様々な風に切り替える機能があり、それを使い分けて物を乾かすことに着目し、「ドライヤーに備わった様々な風を切り替えて、キャラクターを動かす」ことをゲームのコアにしました。

プランナー3.png

次に、ゲームを構成する要素を考えていきます。僕はドライヤーの風を切り替えることで、「敵を倒す」「プレイヤーの機動力を上げる」「ステージの障害を排除する」という要素を考えました。

これらを統合して、詳しいゲームシステムを考えていきます。

1.残機制で、1ステージごとにゴールを目指す横スクロールアクション
2.プレイヤーは、移動、ジャンプ、ドライヤーの風を使ったアクションが可能
3.ドライヤーの風量や温度を切り替えることで、様々な敵を倒す、障害を排除していく
4.ドライヤーを使うと電力を消費、電力が無くなるとドライヤーの機能を使用できなくなる
(敵を倒したり、ステージ途中の補給所に向かったりすることで、ドライヤーの電力を補給可能)

この際、ゲームのシステムの一つひとつにリスク&リターンを意識しなければならないという指導もありました。
アクションを起こす際に、デメリットとなる要素も付いてくることでプレイヤーの中に駆け引きが発生し、よりゲームへ没入しやすくなるからです。

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ゲームの構想が完成したので、次は企画書のラフを作成していきます。企画書のラフでは、図などは作成せず、図を使用したい箇所には「~の図」と書くなどして、大雑把なレイアウトを制作しました。 企画書は今までの作業とは異なり、人に自分の考えたゲームを伝えるためのモノであるため、自分の頭の中で動いているゲームの「面白さ」や「魅力」をうまくまとめなければなりませんでした。

企画書のラフが出来たところで、グループの学生同士で、自分の企画書のラフを共有しながら企画のプレゼンテーションを行いました。僕のグループは、自分を含め2人が専門学校生で、もう1人は大学でプランナーの勉強をしている学生でした。

「ドライヤーの風を使い、もの動かしながらパズルを解いていく」ものや、「大地を吹き飛ばしたり凍らせたりといった、機能を極限まで上げたドライヤーを駆使してゲームのクリアを目指す」といった企画が発表され、他の学生のゲームに対する様々な考えを吸収できる機会になりました。

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全員の発表の後にはグループの担当講師の方からフィードバックがあり、各学生の良かった点や改善点を教えていただきました。

僕は今回のインターンシップを通じて、普段の学校生活では学ぶことの出来ないような事を多く勉強できました。特にゲームのコアにゲームの要素を追加する際は「リスクとリターンをしっかり考える」「見ている人の理解度に沿った企画書を書く」といった、それぞれの工程での考え方には学ぶことが多く、自分の今後の課題が明確になりました。また、同じグループになった学生の2人からも多くの刺激を受け、モチベーションの向上に繋がりました。

最後に、このような素晴らしいインターンシップを企画・運営してくださった社員の皆様、本当にありがとうございました。そして、この文章を最後まで読んでくださった読者の皆様にも感謝申し上げます。この文章が皆様のインターンシップ参加にあたり、参考になれば幸いです。

 みなさま、はじめまして!

 FUKUOKAゲームインターンシップのプランナーコースに参加させていただきました、豊田工業大学工学部の岩田碧海琉(イワタヒカル)です。将来は、ゲームプランナーとして、ゲーム業界で活躍したいと考えています。ただ、大学では、電子・情報コースを選択しており、他の工業大学と同様に、ゲームとはほとんど関係のない勉強をしています。もちろん、ゲーム制作を扱う授業はありません。

 今回、光栄なことに、ブログ作成の機会を頂いたので、インターンシップの概要と、インターンシップで感じた事を書こうと思います。

 まず、具体的なインターンシップの内容に入るまえに、今年のインターンシップは、コロナの影響で、オンライン開催されました事について、言及しておきましょう。オンラインで良かった点としては、資料や、インターンシップを受ける学生の作品の共有がしやすかった点が挙げられます。一方で、オンラインの都合上、通信機器のトラブルがあったり、意思疎通の難しさを感じたりする場面もありました。また、個人的には、実際の職場の雰囲気など、直接確かめたかったと感じています。その他、例年と異なり、1日のみのインターン開催でした。

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プランナー2.PNG


 今回のインターンシップは、与えられた「ドライヤーを用いたアクションゲーム」というお題から企画書のラフまでを制作する、というものでした。具体的には、

0.お題(フラッシュアイディア)
1.ゲームのコア
2.ゲームを構成する要素
3.ゲームシステム
4.企画書のラフ

という順番で制作していきました。

 それぞれの作業中は、講師の方1人、学生3人のグループに分かれるため、作業中でも、学生がわからない部分を質問したり、講師の方がアドバイスをしてくださったりと、とても作業しやすかったです。

 まず、ゲームのコアについて説明すると、ゲームのコアとは、その名の通り、ゲームの「核」、つまり、ゲームの面白いと思ってもらう部分のことです。そこで、お題の「ドライヤーを用いたアクションゲーム」からゲームのコアを考えます。僕は、多くの人がドライヤーの乾かす機能に着目するだろうと思い、「ドライヤーの風を、傘のついたモノ(物体や敵キャラ)にあてて、動かす」ことをゲームのコアにしました。「傘のついたモノ」としたのは、傘は風を受けるイメージにぴったりだと思ったためです。

 次に、ゲームを構成する要素を考えていきます。僕は、敵キャラや隠し宝箱などからの収集、探索要素や、収集したアイテムによってドライヤーを強化する要素、などを考えました。

 これらを統合して、ゲームシステムを考えていきます。大まかなゲームシステムとしては、

・残機制で、1ステージごとにゴールを目指す3Dアクション
・協力プレイも可能
・プレイヤーは、移動、ジャンプ、ドライヤー操作のみ可能
・ドライヤーの風で、傘のついたモノを動かし、障害を排除していく
・敵キャラは、ドライヤーの風で穴に落としたり、ドライヤーで箱を動かし、ぶつけて倒したりする
・傘に種類あり(温風のみを受ける、冷風のみを受ける、コウモリ傘...etc)
・敵キャラのドロップや隠し宝箱などからのアイテム収集で、ドライヤーの強化可能

としました。

 ゲームシステムがまとまり、ゲームの構想が完成したので、いよいよ企画書のラフを作成していきます。企画書のラフでは、あくまでラフなので、図などは作成せず、図を使用したい箇所には「~の図」と書くなどして、大雑把なレイアウトを決めたり、上手く説明するための文章を入れたりしていきました。しかし、企画書は、今までの作業とは異なり、人に伝えるためのモノであるため、自分の頭の中で動いているゲームの「面白さ」や「魅力」などをうまく説明しなければならず、苦戦しました。また、時間的制約もあり、完璧な企画書のラフ、とはいきませんでしたが、なんとか形になりました。

プランナー3.PNG


 企画書のラフが出来たところで、グループの学生どうしで、自分の企画書のラフを共有しながら、企画の発表を行いました。僕のグループは、自分以外の2人とも専門学校生で、それぞれプランナーの勉強をしている学生と、プログラマーの勉強をしている学生の方でした。僕は、2人の企画の発表を聴いて驚きました。

 まず、プログラマーの勉強をしている学生の方の企画は、「敵キャラのイカを、ドライヤーで乾かし、スルメにしてしまう」というもので、そのインパクトあるアイディアに、自分では全く思いつかなかった、と感嘆しました。更に、倒してゲットしたスルメを食べる事で、その敵キャラの能力を吸収するという要素まで考えられており、1つのテーマとして完成していたのです。

 もう1人のプランナーの勉強をしている学生の方の発表は、企画書がラフなのにも関わらず、見やすく、読みやすく、更に興味を引く文章で非常にまとまったものになっていました。僕はこの発表を聴いて、自分の企画書のラフが、まるで家電製品についてくる取扱説明書のように、堅苦しく、文字が多く、読みにくいものだ、と気づきました。

 全員の発表の後には、グループの担当講師の方からフィードバックがあり、各学生の良かった点や改善点を教えていただきました。

プランナー4.png


 僕は、今回のインターンシップを通じて、普段の大学生活では学ぶことの出来ないような事を多く勉強できました。特に、アイディアからゲームシステムを創り、企画書を書く、それぞれの工程での考え方が、学ぶことが多く、自分の今後の課題が明確になりました。また、同じグループになった専門学校生の2人からも多くの刺激を受け、モチベーションの向上に繋がりました。

 最後に、このような素晴らしいインターンシップを企画、運営してくださった社員の皆様、本当にありがとうございました。そして、この文章を最後まで読んでくださった読者の皆様にも感謝申し上げます。この文章が皆様のインターンシップ参加にあたり、参考になれば幸いです。

■氏名:河村源

■期間:8/1~8/6

■タイトル:インターン開始!

こんにちは!

ついにインターンが始まりました!

初回のブログを担当するゲームデザイナー志望の河村源です。

今回、8/1~8/30の期間にインターン生全員でチームを組み、ゲームを制作していきます。

面白いゲームを作れるよう頑張ります!

今回はゲームデザイナー2名、プログラマー2名、アーティスト1名の計5名でゲームを制作していきます。

このブログではインターンシップの様子や制作内容をチームメンバーが交代しながら皆さんにお届けします!

第一回は8/1~8/6の様子をお伝えします。

■8月1日(木)

インターン初日は顔合わせとインターンシップについてのオリエンテーションをし、考えてきた企画を発表し合って、今回制作するゲームの企画について話し合いました。

まず会社に来て、今回一ヶ月間チームを組んでゲーム制作をするメンバーと会いました。プログラマーの方が1人学校の都合で遅れてくるらしく、このインターンは4人での開始となりました。

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▲CC2ピースをするインターン生

その後インターンシップについてのオリエンテーションを行い、ついに企画を発表し合います!

今回の企画テーマは『乗る、飛ばす、軌跡』でした。これらのテーマに合わせて全員が考えてきた企画を発表し合い、1つの企画案について詰めていくことを決定しました。

企画案を1つに決めてから、皆でその企画に対しての意見を出し合い、企画内容を固めていきました。

そして初めてのお昼休み。

近くの中華料理屋へ皆で行き、食事をとりました。

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▲食事の様子

お昼の後は、更に企画について話し合いをしました。だんだんと皆の目指すものが固まってきて、チーム内での会話も増えてきました。

そしてついに指導担当者の方々と顔合わせの時間です!

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▲指導担当者の方々(左)に挨拶をするインターン生(右)


今回、ゲーム制作について指導していただく指導担当者の方々にご挨拶をしました。

一ヶ月間よろしくお願いします!

その後さらに企画を詰め、18時になり本日の作業はここで終了。


■8月2日(金)

二日目が始まりました!

今回作りたいものは固まってきたので、ここからはどのような要素を入れていくか細かく話し合いました。

昼からはプレゼン用の企画書の作成をはじめ、チームメンバー皆で作業を分担しながらプレゼンに使うための企画書を進めていきます。

作業をしているといつの間にか16時になり、初のプレゼンの時間です!

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▲指導担当者の方々に企画のプレゼンをしているインターン生


今迄チームで話し合ってきた内容を指導担当者の方々に発表しました。

「アイディアとしては面白いがゲームとしてはまだまだ」との意見をいただき、今日の指導の時間は終了です。

その後もチームで話し合い、今日の作業は終了です。

また来週の月曜日の16時までに企画内容を話し合って発表に備えます!


■8月5日(月)

週が明けて月曜日になりました!

今日から学校の都合で参加していなかったプログラマーの新開くんが参加です!

5人そろって朝礼で自己紹介と意気込みを話しました!

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▲朝礼で挨拶をしているインターン生

その後、新開くんに今回の企画を説明した後、企画内容について5人で話し合いました。

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▲新開くん(左)に企画内容を説明する河村(右)

前回、意見をいただいた箇所を重点的に話し合い、企画書にまとめて発表です!

今日も指導担当者の方々に企画のプレゼンをしました。

が...ゲームとして成り立っていない場所が多く、このまま作るのは良くないとの意見をいただきました。

内容を大きく変えるか企画案自体を変えるかの選択に迫られ、チームで話し合った結果『別のゲームを考える』という結論に至りました。

別のゲームの案を出し合って18時になり今日はここまで。



■8月6日(火)

昨日考えたゲームを一つに絞り込み、チームでまた話し合いです。

しかし、午前中に話していると前回のゲームと同じくゲームとして成り立っていないことに気付き、また1から考え直しになりました。

16時の発表が迫っている中、14時に話し合いの中で面白い案が出ました!

その案を残りの2時間で詰めて企画書に起こし、16時に企画のプレゼンです!

指導担当者の方々に企画内容を聞いてもらい、この案をもう少しルールを変えて明日発表するという話になりました。

まだ決定はしていませんが、やっとゲームの案が決まりチームが進む道が決まりました!

今回のブログは以上です。

次回はゲームデザイナーの伊藤くんです。

よろしくお願いします。

■氏名:上田凌
■期間:3/6(火)~3/8(木)
■タイトル:ゲーム制作始動!!!

こんにちは!!
第24回FUKUOKAゲームインターンシップで「ゲームデザイナー」として参加させていただいております、上田凌と申します。

今回は前回の小栗君に引き続きまして、ゲーム制作を本格的に製作し始めていくところからお伝えしていこうと思います。
よろしくお願いします!!

■3月6日(火)

この日は前日にメンターの方々から問題点として挙げられていた物量の部分と面白さの表現方法についての話し合い、タスクの洗い出しをしていきました。
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▲私と小栗君の真剣なご様子

PGさん達には前日メンターの方々にSVNのラーニングをしていました。
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▲PGさん達の真剣なご様子


ATさん達には、プレイヤーの仮モデルの作成を行ってもらいました。
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▲ATさん達の真剣なご様子

そして、昼食をはさんで午後へ...!!

午後からは仕様書の作成を行い、小栗君はゲームフローの作成、私はプレイヤーやエネミーの仕様の詳細について作成していきました。

PGやATの方はプレイヤーやエネミーの調整や仮モデルの作成を行いました。

皆集中して作業をしていると、メンターの方々がやってきました。
全体での報告を行い、それぞれの担当に分かれてアドバイスをいただきました。

■3月7日(水)

この日は有吉 渉君が体調不良だったため6人で作業を行いました。

前日のメンターの方々のご指摘から朝礼を行ったほうがよいということになり、
全体での確認とそれぞれの担当が今日することの確認を行いました。

そして朝礼が終了し、各々が作業に取り掛かろうとした時に松山社長が...!!
あまりに突然のことだったため、皆驚きを隠せずにはいられませんでした。
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▲松山社長との集合写真

その後、松山社長から激励のお言葉をいただきました!本当にありがとうございます!!

そして、私たちGDは前日にメンターの方にご指摘いただいたタスクの洗い出しを相方の小栗君と相談しながらもう一度行い、バトル中のエフェクトや、タイトルロゴやSEなど細かいタスクの洗い出しを行っていきました。

その間に、PGの方々にはATが作成したプレイヤーの仮モデルとスピード調整に必要な素材を合わせてもらいました。

ATの方々にはエネミーの仮モデルの作成を行ってもらいました。

そんなこんなで昼食時間がやってきました!!
この日の昼食から3日間かけて「ドットハック セカイの向こうに」を視聴することになりました。

皆ご飯食べることを忘れてしまうくらい集中して見ていました。

そして、午後からも各自GDから配布されたタスクに従って作業を進めていきました。
GDは午前中にPGの方々がスピード調節のために合わせてくれたものを使って、プレイヤーの速度調整及びステージの広さの確認を行い、その後ボス戦について話し合いました。

PGはプレイヤーやエネミーの調整、ATは引き続きエネミーの仮モデルの作成を行ってもらいました。

そんなことをしているとあっという間に16時に!!
メンターの方々に今日行ったことの報告と全体での質問を行い、各自アドバイスをいただく時間へ。
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▲GDの様子

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▲PGの様子

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▲ATの様子

メンターの方々から各々見えてこなかった問題点が多く出てきました。

GDに関しては、GDが全体の手綱をつかみ切れていないという問題点がありました。
その原因として、タスク管理・スケジュール管理の不十分、また各々の作業情報の共有の不十分などが挙げられました。

■3月8日(木)

この日は前日にメンターの方々からご指摘いただいた問題点をもとに作業を進めていきました。

GDは洗い出したタスクから工数の確認を行い、スケジュールの調整を行いました。

PGやATは前日から引き続き、プレイヤー・エネミーの調整、エネミーの仮モデルの作成を行っていきました。

そして昼食へ...!!

引き続き「ドットハック セカイの向こうへ」を視聴しました。

続きが気になってしょうがない!!
明日の昼食が楽しみで仕方がなくなりました!

午後からは、引き続き午前中の作業に取り組みました。
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▲それぞれの成果です...

そして、いつものようにあっという間に16時に...
メンターの方々に全体での報告と質問を終え、それぞれの担当の方にそれぞれご指導をいただきました。

今日でタスクの洗い出し、スケジュール調整も終わり、ようやく本格的に忙しくなってきました!!
明日からは皆スケジュールに従ってガンガンα版を製作していこうと思います。



次回のライターはプログラマーの福永さんです。
よろしくお願いします!

第2回ライター、上田の記事は以上になります。
ありがとうございました!


【サイバーコネクトツーでのインターンシップ】
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(1)
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(3)
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(4)
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(5)
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(6)

【その他企業でのインターンシップ】
FUKUOKAゲームインターンシップBLOG もくじ




第25回FUKUOKA ゲームインターンシップは6月22日まで募集受付中!
詳しくはコチラのページをご参照ください!

■氏名:小栗旺雅
■期間:3/1~3/5
■タイトル:インターンシップ始動!

こんにちは!
ゲームデザイナー志望の小栗旺雅と申します!

第24回FUKUOKAゲームインターンシップが始まりました。
今回、サイバーコネクトツーさんにて3/1~3/30の間インターン生としてゲーム制作を
学ばせていただきます!
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今期はゲームデザイナー2名、ゲームプログラマー3名、アーティスト2名の計7名の
チームでゲームを制作していきます。
このブログではインターンシップの様子や制作内容をチームメンバーが交代しながら
皆さんにお届けするものとなります!

第一回のライターは私、小栗が3/1~3/5の中で土日を挟んだ3日間の様子をお伝えします。
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▲小栗旺雅です。

■3月1日(木)

一日目は顔合わせとインターンシップについてのオリエンテーションをし、各メンバーが考えてきた企画を発表し合い、今回制作するゲームの企画ついて話し合いました。

今回の企画テーマが、『時間、滑る、速さ』だったので、持ち寄った企画をテーマ別に分け、面白さの部分を話し合いました。
その後面白さの核となる部分が似通っているもの等を抽出しテーマごとに三つの企画に
まとめました!

ここまでスムーズに進み、お昼休みです!
近くに中華料理のお店があり、皆で食事をとりました!
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▲食事の様子です。

お昼の後は、さらに面白さについて検討しつつそれぞれさらに面白くしていきました。
だんだんと煮詰まってきたところで16:00になり、メンターの皆様と顔合わせの時間です!
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▲顔合わせの様子です!

ゲーム制作について指導していただくメンターの皆さまにご挨拶しました。
一ヶ月間お世話になります!

その後、三つの企画からさらに進めていき、三つから二つにまとめました。
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▲二つにしぼった企画です。

チームメンバーで話し合った結果、両方面白そうなので両方とも企画を進めていくことに。
ここで18時になり本日の作業は終了です!

■3月2日(金)

二日目になり、企画がほぼ固まってきました。
午前の時点で両方面白そうなら、両方動作を確認してみよう!ということになりました。
ということで、簡単なイメージ画面を作りつつ一日かけて企画をさらに練っていきます。

ワイワイと作業をしているといつの間にか16:00になり、プレゼンの時間に!
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▲プレゼンの様子と指導の様子

簡単なゲームの形式等、確認してもらいつつプレゼンしました!
アイディアとしては両方とも面白いと言っていただき、メンバー一同安心しました。
両方とも、主に物量の部分や、面白さの表現方法などについて指導していただき、詳しく決めていくことに

そして企画案も一つにしぼり次の段階へ・・・
ここで週をまたぎ、三日目に突入します!

■3月5日(月)

週が明け、月曜日は朝礼で各々自己紹介と意気込みを話しました!
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▲皆緊張した面持ちです

その後、一つの企画に決定し、ゲーム制作に取り掛かってしまおうということに。

まずはタスクの洗い出しを行い、優先すべきタスクから制作していきます!
ゲームデザイナーはさらに細かい仕様を、面白さを最低限表現するには何が必要か
しぼっていきました。

ゲームのひな型作りに集中しているといつの間にかまた16:00に!
先日指導された問題点である物量部分と面白さの表現方法について、タスクの洗い出しと細かい仕様を決める段階で自然と解決するべき点が浮かんでいました。

企画はOKをもらい、もう制作に入っているので現在行き詰っている点やこれからの進行についてプログラマー、アーティスト、ゲームデザイナー別にアドバイスをもらいました!
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▲それぞれメンターの方々から指導を受けています。

いよいよ明日からは本格的にゲーム制作が始まります。
ガンガン面白さについて追及していこうと思います!

次回のライターはゲームデザイナーの上田君です。
よろしくお願いします!
第一回ライター、小栗の記事は以上になります。 ありがとうございました!




【サイバーコネクトツーでのインターンシップ】
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(2)
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(3)
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(4)
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(5)
【2018春】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(6)

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第25回FUKUOKA ゲームインターンシップは6月22日まで募集受付中!
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 僕は名古屋市立大学でデザインを学んでいる、宮里星二です。高校生のときに一度ゲームを自作し、このときにゲームの内容を考えることが好きだと思ったので、プランナーを目指すようになりました。

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大学でプランナーの勉強をしているときにFUKUOKAゲームインターンシップの案内が大学に届き、インターンの内容をブログで確認していたところ、「ユーザー(ターゲット)からゲームを考える」という企画の方法を学ぶことができるということを知りました。そこで、大学で学んだデザインの知識を活かすことができると思い、今回のインターンシップに応募させていただきました。

 はじめて福岡に来ましたが、福岡の人や街並みはおしゃれで、正直気後れしました。しかし、インターンが始まってからの初めの土日で街を巡ってみると、なんて魅力的なところなんだろう!と思いました。それからは環境にも慣れ快適に過ごすことができました。

 ガンバリオンさんの社内について感じたことは、静かできれいな快適な空間だということです。第一印象は堅い感じがすると思ったのですが、少年誌やゲーム雑誌が社内に置かれていたり、リフレッシュルームには最新のゲーム機器があり、お昼になると社員さんが集まってゲームをプレイしているのをみて、どんどん印象が和らいでいきました。

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1日目にインターンシップの課題が発表されました。課題内容は「ゲームをあまりやらない人でも楽しめるカードゲーム」でした。僕はこの課題にふわっとした曖昧な印象を受けたので、課題に取り組む前に課題の重要な部分である「ゲームをあまりやらない」をかみ砕くことにしました。
まず「ゲームをあまりやらない」原因を探り、解決することでゲームを考えようと思いました。そこで自分で想像できる範囲でゲームをあまりやらない原因を挙げると、
・実生活が忙しくて、ゲーム(娯楽)に費やす時間がない
・ゲームを楽しむことに価値を見いだせない
・アウトドア派
・プレイする機会がない(自分からやろうとは思わない)
・興味がない
・難しそう
ということを考えつきました。

 次にこれらの問題の解決策を考えました。挙げた問題すべてを解決することは難しいと思い、「興味がない」、「難しそう」という問題を解決しようと決めました。この問題を解決するために考えたことは、ゲームを遊ぶだけではなく、何か生活の役に立ちそうなことをプラスしてみるということです。なぜこのようにしたかというと、ゲームに興味はなくても、生活の役に立ちそうなことが含まれているならそれだけで興味を持ってもらう機会を与えることができると思ったからです。
 そこで僕が考えた何か生活の役に立ちそうなことは
・コレクション要素
・ギャンブル
・相性診断
・運動
・ファッション
・教育
・息抜き(暇つぶし)
・パーティー(盛り上げる)
の8つでした。

この中から『ゲーム+教育』なら作りやすく、ターゲットも明確にできると思い、『ゲーム+教育』という方向性に決めました。教育の分野として、物理、道徳、国語、英語、算数、生物を思いつきましたが、算数の分野が一番ゲームにうまく落とし込むことができるのではないかと考え、『ゲーム+教育』という方向性を『ゲーム+算数』という限定的なものにしました。

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次にゲームの内容を考えました。はじめに足し算・引き算をさせるゲームを考えました。足し算側が足していって最終的に10になれば勝利、引き算側は足し算側の数字を引いていって最終的に足し算側を10にさせなければ勝利というゲームです。はじめの発表で僕が考えたゲームに対して様々な意見がありましたが、最も深刻な問題としては算数という目的を達成できていない、ということでした。算数という目的を達成するために、親が子どもにどんな算数を学んでほしいかということを考えなければならない、というアドバイスをいただきました。こうしたアドバイスから一度自分が考えたゲームのアイデアを白紙に戻しました。

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次に考えたゲームは算数陣地取りゲームです。足して10になる組み合わせを作って陣地を増やす、繰り上がらない簡単な足し算をして陣地を奪い、相手の陣地よりも多く自分の陣地を出したほうが勝利というゲームを提案しました。
算数の内容を明確にしたのでターゲットが小学生と親子の2通りになりました。

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自分としてはこのゲームはすごくシンプルにまとまったアイデアで完成形に近いと思いました。しかし、2度目のテストプレイで意見をもらうと、シンプルなのは良いが、単純な作業になっていて盛り上がるポイントがないという問題が挙がりました。さらに、戦略性が足りないという意見もいただきました。

 「このゲームに、いかにして戦略性を盛り込むか?」ということでアイデアを出しては失敗してということを何度も繰り返しました。結局解決しないまま、3度目のテストプレイを迎えました。ここでも戦略性がないという意見や盛り上がらないという意見をもらいましたが、僕が印象に残った意見は「ゲーム中に対話ができるとよい」という意見でした。戦略性をとるべきか対話をとるべきか・・・僕はここまでのテストプレイでいただいたアドバイスを取捨選択することができずに、混乱していました。
そんなときに担当のプランナーさんから、自分のコンセプトを良くすることができる意見をまずは取り入れてみて、それから他の問題が解決することにつながらないかということを考えてみるのも一手ですよというアドバイスをもらいました。

 この言葉から自分のコンセプトをよくするために、ゲーム中に対話ができるようにしました。それまで手札を隠してプレイするゲームでしたが、手札を見せ合いながらプレイすることにしたのです。しかし、これだけでは対話を促すことができないので、手札を交換できるようにしました。また、勝利条件が曖昧だったことに気づき、勝利条件を明確にしました。他に細かいバランスを整えて完成したのが、裏表色違いの1~9までの数字が書かれたカードを使って対戦する算数陣地取りカードゲーム『Nicolas』です。

 お互い5枚ずつ手札を相手に見えるように並べ、その中から足して10になる組み合わせを場に出します。

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 さらに、相手の手札に使えるカードがあれば、自分のいらない手札と交換して陣地を広げることができます。出せる組み合わせが無くなったところで、相手の攻撃に移ります。

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 その他にも、手札2枚を組み合わせて場に出ている数字になれば、相手の陣地を奪う事も可能です。計算は単純でとてもシンプルですが、お互いに増やす・奪うを繰り返していくことで"戦略性"も盛り込むことが出来ました!

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この内容で、最後のテストプレイに臨み、デモプレイしていただいた社員さんにおもしろかったという意見を多く頂き、うまくいったという実感がありました。

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最後の発表会では、プレゼンもうまくいき、テストプレイをしていただいたときにも楽しく遊んでいただくことができて本当にうれしかったです。発表会が終わった後に、担当のプランナーさんから発表は大成功でした、という感想をもらって、二週間頑張った甲斐があったと思いました。

 このインターンシップの2週間は僕の人生の中でもかなり濃密な時間でした。ゲームをほめてもらってうれしいと思うこともあれば、厳しい一言をもらい挫折しそうになる日もありました。プランナーとして学んだこととしては「プレイヤー(ターゲット)にどんな遊びをさせたいか?」を考えることが重要であるということです。今思い返せば、僕がはじめに考えたゲームは「ターゲットにこんなことをさせたい」で終わっていて、「遊び」からはかけ離れていました。また、この「遊び」の仕組みを考える能力が自分にはあまりにも足りていないということにも気付きました。このように自分に足りないものを知ることができて本当に良かったです。

 今回のインターンシップは、学校では学ぶことができないような内容ばかりで刺激的でした。最後に、お世話になった社員のみなさん、一緒に参加することになった末浪君、本当にありがとうございました。


【ガンバリオンでのインターンシップ】
【2017夏】ガンバリオンでインターンシップ!(1)


【その他企業でのインターンシップ】
第23回FUKUOKAゲームインターンシップBLOG もくじ




第24回FUKUOKA ゲームインターンシップは1月23日まで募集受付中!
詳しくはコチラのページをご参照ください!

皆さん、こんにちは!
FUKUOKAゲームインターンシップにプランナーコースで参加した、池松寛隆です。
今回で前人未踏の四回目の参加となります。(多分三回目の時点で最多です)
今回もまた、システムソフト・アルファーさんに平日12日間お世話になりました。

今回は四回目ということもあり、非常に重要な作業を任せていただいたので、これまでで一番濃密なインターンとなりました。
まず初日と二日目は台本のチェック、打ち出し、発送準備までを行いました。
最近は多くのゲームでキャラクターが喋ります。当然そのキャラクターのボイスは声優さんにお願いをしています。そして、収録を行うにあたって、必ず台本が必要になります。
この台本を発送するための直前の準備を行いました。キャラクターの数が非常に多く、台本の量もかなりの量だったので、なかなか根気のいる作業となりました。
二日目の時にディレクターの方が「これでもまだ少ない方」とおっしゃっていました。
僕は改めて、ゲームを1つ作るのにどれほどの時間と労力が必要かということを実感しました。

池松さん1.jpg池松さん2.png



三日目からは、テストプレイを行いました。これまでのインターンでも、製品体験やテストプレイはあったのですが、そこではプレイをしながら気になった点を挙げていくというものでした。
しかし、今回のテストプレイは完全に実務でした。未発売のゲームのプレイをして、その中でバグを発見すればバグの検証を行い、その報告書を書きました。
バグの検証について具体的に説明をすると、例えばキャラクターが壁をすり抜けてしまったとします。そうしたら、まずは一度ゲームを再起動し、同じように壁にキャラクターをぶつけてみます。それを複数回行って何回すり抜けたのかを記録しておき、報告書に記述します。これがバグの検証です。
この検証では、バグが常に起こるものなのか、時々起こるものなのか、状況によって起こるものなのかを知ることができます。これはバグを修正するうえでとても大事になります。

そして、それらを行いながら、修正されたバグがもう起こらないかのチェックも行っていきました。
テストプレイで発見されたバグは、当然その後修正が行われます。修正が行われると、そのことが報告書に記述されます。
しかし、それで終わりではありません。修正されたバグが本当に起こらなくなっているかのチェックをする必要があります。そうして複数回検証を行って一度も起こらなかった時、晴れてそのバグは修正完了ということになります。

こうしたテストプレイ作業を行っているうちに、僕の12日間のインターンシップもあっという間に終わりを迎えていました。
今回はこれまでの三回とは違い、チームの一員として、ゲーム製作に携わることができました。
ここまで読んだ方は「プランナーなのに企画をしてないじゃん」と思うかもしれません。
当然企画をするというのはとても大切な仕事の一つで、これまでの三回では主に企画について学んできました。
しかし、ゲームにおいて、プランナーやディレクターといった職種は、ただ企画をすれば終わりというわけではないのです。
時には単純作業をすることもあれば、他のメンバーに指示を出すこともあります。自分の企画したゲームを完成まで管理することも、プランナーやディレクターにとって大切な仕事なのです。
だから今回は、そういった学校では学べない実務的な部分を学ぶことができ、僕にとってとても大きな経験になったと思います。
最後に、僕は来年の三月で専門学校を卒業するため、今回が最後のインターンとなります。
思えばこの1年半は、毎回インターンに参加し続けてきました。

池松さん01.jpg←2回目の時の写真です。


これまで四回も僕を迎え入れてくれたシステムソフト・アルファーの社員の方々、そしてGFFの方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。

そして今、僕は新たなステージへ向かおうとしています。卒業後ゲームクリエイターとして働くことが決まりました。これから楽しいことキツイこと、色々あるかもしれませんが、僕は今本当にワクワクしています。
まだまだクリエイターとしてはLv.1のひよっこですが、1歩ずつしっかりと歩んでいこうと思います。
これを読んでいる皆さんは、ゲームクリエイターを目指している、あるいは興味を持っていると思います。
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください、そして、一緒にゲーム業界を盛り上げていきましょう!
それでは、次はスタッフロールでお会いしましょう。




【その他企業でのインターンシップ】
第23回FUKUOKAゲームインターンシップBLOG もくじ




第24回FUKUOKA ゲームインターンシップは1月23日まで募集受付中!
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FUKUOKAゲームインターンシップのプランナーコースに参加させていただきました、立命館大学映像学部の末浪勝己です。

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将来はゲームプランナーとしてゲーム業界に入りたいと思っており、普段の学校の授業や自主制作でゲームを作る際もプランナーやプログラマーとして参加しているので、今回のインターンシップにもプランナーとして参加させていただきました。
福岡のインターンシップに興味を持ったきっかけは授業で聞いたGFFの存在でした。
産学官の連携を取りながらゲーム産業を活発化させている福岡のゲーム会社が一体どんな雰囲気でゲームを開発しているのかとても気になったからです。


インターンシップでのお題は「ゲームをあまりやらない人でも楽しめるカードゲーム」でした。
初日にいくつかカードゲームを企画し、2日目からは最もテーマにあったカードゲームの企画でプロトタイプを作ることになりました。
与えられた課題である「ゲームをあまりやらない人でも楽しめるカードゲーム」というのは「ゲームをよくする人はもちろん、ゲームをあまりやらない人でも楽しめるカードゲーム」ということで、「ルールがシンプルで遊びやすく、さらにゲームに奥行きがあり、やりこめばやりこむほど面白いカードゲーム」を考えるのにとても苦労しました。
「ルールがシンプルで奥行きがあるゲーム」を考えた時に、「相手の色を自分の色ではさむ」というルールのオセロや「場にある数字よりも大きな数字を手札から出す」というルールの大富豪を思い浮かべました。
そこで自分のゲームもオセロや大富豪のように、「最初にすることはシンプルだが、慣れてくると少しずつ戦術が増え、自分のプレイスタイルが確立される」ゲームデザインのカードゲームを考えました。

最初はゲームに奥行きを出すという事を意識しすぎてしまい、プロトタイプを作りテストプレイをしていただいても、ルールが難しいという意見が多く出てしまいました。この時ルール説明に関するアドバイスもいただきました。今まではゲームをわかりやすくするためにゲームのルールばかりに着目していたのですが、ルールを伝える手順なども工夫するようにしてみました。ゲームの手順を紙にまとめて、それをもとに説明してみたところ、初めてプレイしていただいた方にもルールを理解していただくことができました。

写真_02.jpg


つぎに頂いた意見で、ルールはわかるが手順がややこしいという意見をいただきました。この時は、上級者に向けた戦術やスタイルを意識しすぎて、自分のターンで行う手順が3つもあり、条件によっては手順を増やすことができるようなルールになっていました。手順をシンプル化するのに苦戦した時にいただいたアドバイスが、「コンセプトを大切にすること」でした。

普段デジタルでゲームを作っている時は意識出来ている事なのに、アナログゲームの制作を行っている間すっかりと忘れてしまっていました。デジタルゲームのような映像表現が無い分「ルールを洗練していく」ことでコンセプトを際立たせるということを念頭に置きルールを改変してくことで2つの単純な手順で楽しめるゲームを制作することができました。

そうして出来上がったゲームが『トラップス』というゲームです。森(5×7マスのフィールド)にいる"クマ"を相手の陣地に押し込み、自分の陣地を守るという内容になっています。

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フィールドのマスには、"クマ"の好物や嫌いなもののトラップが仕掛けてあります。

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プレイヤーは、自分のターンに"クマ"を上下左右どこかに1マス動かし、その場にあるトラップを発動!発動したトラップに従ってさらにマスを移動します。
移動した先の上下左右のトラップを全て表にし、お互いに内容を確認上で、相手に見えないように並び替えを行いターン終了。

画像_03.jpg画像_04.jpg

相手は、"クマ"を自分の陣地から遠ざけるためのトラップがどの位置に設置されたかを予想して進む方向を決めるという、手順はシンプルだが戦略性の高いルールが出来上がりました。


こうして改良したカードゲームで挑んだ発表会。
「伝えたいことに比重を置く」というアドバイスを意識し、企画書(プレゼンテーション資料)をつくり、プレゼンテーションとデモプレイを行いました。

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デモプレイをしていただいた方から、「わかりやすく、奥行きもあって面白かったよ」と言っていただけたり、いままでアドバイスをいただいていた方から、「かなり良くなったね」と言っていただけて本当にうれしかったです。


今回のインターンシップを通して、ゲームをシンプルにするときにゲームルールだけでなく他の視点を持つことが大切であるということ、そしてアナログゲームでもデジタルと変わらずコンセプトが大切であり、コンセプトを際立たせるために、様々なアプローチを考える必要があることがわかりました。

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またゲームの企画以外でも、実際にプロのゲームクリエイターの方々と同じ環境で作業できたことにより、会社に勤めてオフィスの中でゲームを制作する感覚を体感することができ、生活リズムなど将来について具体的に想像することができるようになりました。



【ガンバリオンでのインターンシップ】
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■氏名:安楽清禎
■期間:8/4(金)~8/7(月)
■タイトル:企画決定~制作始動編

はじめまして、こんにちは!
第23回FUKUOKAゲームインターンシップ唯一の「ゲームデザイナー」枠で
参加させていただいております、安楽 清禎と申します。

第1回のブログ担当の親泊(おやどまり)さんに引き続き
「企画決定~制作始動 編」の4日間をレポートしていきたいと思います。
よろしくお願いします!

■8月4日(金)
この日は前日のメンターの方々からの指摘を踏まえ、
さらなる企画のブラッシュアップとまとめ、タスクの洗い出しを行いました。

あとはメンターの方々からGOサインをもらうのみ!
やっと来週から制作に入れる!

...と意気込んでいたのですが、メンターの方々の反応はいまいちなようです。
「シンプルすぎる」「プレイヤーに考える余地が少ない」「ゲーム性が定まっていない」
などなど...
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▲毎日16時にメンターの方々に来ていただき、アドバイスをもらっています

とにかく今の私たちの企画には、ゲームの軸となる「目玉のアクション」が
欠けてしまっているようです。

たしかにやりたいことが多すぎて
「結局このゲームはなにをして遊べばいいの?」状態になっていました。

元々の予定では、この4日目で企画を完全に仕上げる予定だったのですが、
次週の月曜日まで持ち越すことに...

一気に前進したかと思いきや振り出しに戻されたような感覚です。
ゲームづくりって難しいですね!

■8月5日(土)
初週で決定しきれなかった「目玉のアクション」を詰めるために
サイバーコネクトツー本社前の某ファミレスにて朝から作戦会議です。

集まったのはプログラマーの親泊さん、アーティストの大城さんと私の3人。

「ゲームの重要の部分の決定は、少数でおこなったほうがまとまりやすくブレにくい」
とのアドバイスを受け、あえて少数での会議に取り組んでいます。


図2.jpg
▲左がアーティストの大城さん、右がプログラマーの親泊さん



とにかく感じているのは、自分の考えを人に伝える難しさ

たとえば銃を連射するイメージにも
「パパパパパパンッ!」なのか「パン!パン!パン!」なのか「1秒10連射」なのか
多様な表現があります。

これらを複数人の脳内で共有することに、予想以上に苦戦しています。コミュ力重要!
言葉や身振り手振り、イラストや動画などあの手この手で伝えることに専念します。

苦労の末何とかゲームコンセプトを「爆撃を連鎖させて敵を気持ちよく倒す」ことに絞り
ゲームのルールやシステムを明確にすることができました。

不安や抜けはまだたくさんありますが、
今後ブレない軸をやっと決定することができたかと思います!


■8月7日(月)
本日から新たなメンバー
アーティストの本郷 裕己さん、プログラマーの岡田 莞助さんが加わり
計8名の正式なメンバーで制作が始まりました。

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▲左がプログラマーの岡田さん、右がアーティストの本郷さん。鏡の彼は大城さんです。

企画もメンターの方々からOKを頂き、制作も本格的にスタートです。

本日の仕事はタスクの洗い出しとスケジュール決め!
明日からはこれに沿って制作を始めていきます!


■最後に
初めてのインターンシップで、慣れないことや予想外の出来事の連発ですが
そのたびに新たな発見や成長を感じられて、とても充実した時間を過ごせています。

α版完成締め切りまであと11日!がんばっていきたいと思います!

以上、第23回FUKUOKAゲームインターンシップinサイバーコネクトツーの
第二回目のブログを担当しました安樂清禎でした。

第三回はプログラマーのナムさんが担当です。
よろしくお願いします!





【サイバーコネクトツーでのインターンシップ】
【2017夏】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(1)
【2017夏】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(3)
【2017夏】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(4)


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こんにちは。
第22回FUKUOKAゲームインターンシップにプランナー志望で参加させていただきました、麻生情報ビジネス専門学校北九州校の下田 依里奈です。

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私は県内からの参加でしたが、私以外のインターンシップ生は皆さん県外からの参加者の方だったので初日にとても驚きました。

今回のインターンシップでは、「みんなで遊べるカードゲーム」というお題でゲームの企画を体験させていただきました。私たちに与えられた期間は2週間、最初はゲームの方向性を決めプロトタイプを作成するところから始めました。
私はカードゲームで大切なことは、まずそのゲームに興味を持ってもらい実際にカードを手に取りプレイしてもらう段階までいくことではないかと考えました。ですので「人の興味を引くような、ちょっと変わった要素のあるカードゲーム」が私のカードゲームの大きなテーマとなりました。

テーマまではすんなりと決まったものの、そこからがなかなか進まず、私は出だしから苦戦してしまいました。しばらくの間悩み続け、カードの裏がわからないというところをうまく使いたいなと思い、ようやく「カードの表も裏も使うカードゲーム」を思いつきました。そこからは流れるように内容が決まってゆき、今回のゲームの原型である「表裏の区別がなく両面を使うアイドルスカウトゲーム」を作成しました。

そしていざテストプレイをしていただくと大きな問題点が出てきました。
「とにかくルールが分かりづらくカードも見づらい」というのが私が最初にぶつかった大きな壁でした。その後も改良や迷走を続けましたが分かりにくいと同じご指摘を何度もうけることとなりました。
そんなときに社員の方から既存のテーブルゲームをもっと調べてみてはとアドバイスをいただきました。オリジナリティばかりを求めてしまっていたその時の私には盲点とも言えるような意見で、まさしく電撃の走るような思いをしました。
トランプゲームや麻雀、花札など様々なゲームを調べていくうちにようやく完成版の形にかなり近いゲームが出来上がりました。

配られた5枚のカードでさまざまな組み合わせを作っていき、いらないカードを場に捨て、捨てた枚数新たに手札に加えます。組み合わせには、事前にそれぞれポイントを設定しており、最終的に手札のポイントが一番高い人の勝ちというシンプルなルールです。
また、手札に加えるカードは山札からだけでなく、他のプレイヤーが捨てたカードからも選ぶ事ができます。一部のカードは裏にも情報が少しだけ記載されていて、運が良ければ欲しいカードをピンポイントで手札に加えることができますが、はずれカードに当たる場合もあります。

下田_資料01.jpg下田_資料02.jpg

このときのテストプレイでは「ルールが分かりやすい」、「裏面にも情報があるのがおもしろい」とかなり良い評価をいただくことができました。ずっと「分かりにくい」と格闘していた私はこの時かなり安心したことを覚えています。
ですが「アイドルというモチーフが活かされていない」という新たな問題に直面することになりました。他にも、今までに削ってきたルールをまた一部取り入れてもいいかもしれないというアドバイスもいただきました。ですがかなりの期間、ゲームを分かりやすくすることを一番に考えていた私には、新たに要素を足すということがとても難しいことになっていました。

その後もなんども他のインターン生の方とテストプレイを繰り返したり、社員の方に相談にのっていただいたり、試行錯誤を繰り返し、完成版の発表のぎりぎりまでゲームの改善を行いました。

下田_02.jpg

完成品の発表とテストプレイの際にはやはり分かりやすさと、裏面のあるカードを評価していただきました。ですがアイドルの要素の薄さや自分の狙っていたことがうまく実現できていなかった点などのご指摘もいただきました。ゲームのオリジナリティや面白さと分かりやすさのバランスを考えることが今後の私の課題であると思いました。

下田_03.jpg

今回、2週間のインターンシップに参加させていただいて一番に感じたのが、相談の大切さと、相談にのってくださる方がいることのありがたさでした。
私の学校にはプランナーの専門学科はなく、さらに学年の中でプランナーを志望しているのが私一人だけだったのでゲームの企画について相談できる人があまりおらず、ずっと一人でプランナーについて勉強していました。ですが今回のインターンシップでは他のインターン生はもちろん、ありがたいことにプロのプランナーの方々など多くの人と意見を交わす機会があり、とても新鮮な経験をさせていただくことができました。ガンバリオンさんの会社の雰囲気そのものも社員さんどうしが相談をしやすい環境であったように感じました。

今回のインターンでは学校では経験できない様々な経験をさせていただき、そして自分はまだまだであると改めて感じることができました。今回の経験を活かしていけるようもっといろいろなことに挑戦していかなければと強く思いました。


【ガンバリオンでのインターンシップ】
【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(1)
【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(2)
【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(3)

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