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FUKUOKAゲームインターンシップBLOG

世界、そして、未来を見据える人たちが、福岡にいます。

GFF加盟企業をはじめとする福岡のゲーム企業の現場に入ってその仕事を体験する、ゲームインターンシップ制度。
ゲーム制作の厳しさ、楽しさを学んで、ゲームクリエイターになるきっかけをつかむ体験をブログ形式で報告します。

プログラマーコース: 2014年1月アーカイブ

こんにちは!ゲームプログラマー志望の藤澤友也です。
ブログは2回目ですが、このブログが最後のブログとなります。
今回体験させていただいた物は本当に他では体験できない貴重なものとなりました。

今回はβ版作成の模様をお伝えしようと思います。


■β版作成
前田君のブログでも書いてあるとおり、私たちにとってはもう本当に残りわずかな時間で、
あと少しで最終日となってしまいます。
そんな時間のない中でもようやく作品のゲームが仕上がりの形に近づいてきました。

β版では、α版の状態からリソース(素材)も入れ替えて、
本格的なゲームに近づけていくという事を第一目標としています。
バグは多少残っていても、ゲームループも完成しており、
ちゃんとゲームとして遊べる状態にしなくてはいけませんでした。

β版に取り掛かることができたのは、ほとんど今週、インターンシップ最終週といっても過言ではありませんでした。
当初は、1週間で本当に作り上げて、社員の方々に見せることができるのかという不安でいっぱいでしたが、
だんだんとゲームとして成り立ってくる内に意外とスケジュールより早く進むことができました。

学校とは違う環境ということもありまして、見たこともないエラーやバグなども発生して
一時期は本当に前田君と頭をかかえる日々でしたが、
焦らず丁寧にエラーなどを消していくうちに、バグやエラーを早く直すことに慣れてきまして、
作業がだいぶスムーズに進んでいったということもありました。


指導担当の方々にもゲームを実際にプレイしていただき、意見をもらいながら修正個所を探したり、
追加要素を入れたりなどを積み重ねた結果とても良いゲームに近づきました。

前回の私のブログにも記載したのですが、私はチーム制作というものが初めてで、
チーム制作がどういう風に始まって、どういう風に作っていくのかも全然わからないほどでした。
ゲームデザイナーの小野さんに色々ノウハウを教えてもらったり、
前田君にプログラマーは分担して作っていく方法なども教えていただきながら
ゲーム制作を進めていったという感じだったのです。

そんな中でも、私は勉強しつつ制作を進めていきました。
辛いことも投げ出さず苦労して作品を進めていくことによって作品が形になってきたときには
本当に喜びが大きく感じました。

そして、私が今回のゲームのプログラムで主に行ってきたのは、画面遷移です。
画面遷移とは、第一目標としては、ちゃんとゲームが初めから終わりまでしっかりループすることです。
(色々な意味を取ることもできますが。)
私も初めは勘違いしている言葉の一つでした。

画面遷移でプレイシーンなどの演出などを私が担当し、
プレイヤーやゲームシステムの方のプログラムは前田君の担当ということで分担していきました。

私の作業も、初めは仮の画像でもいいので、とりあえず画面に何かしら表示をして
スペースキーでシーンが切り替わるようにと作業をしていたのですが、
リソースの差し替えなどをβ版の作成時に行っていく内にみるみる画面が進化していきました。

2013夏CC2藤澤氏2_1.jpg
▲α版の頃の画面です。

2013夏CC2藤澤氏2_2.jpg
▲世界観を伝えるためのプロローグ画面です。

「つぎへ」というボタンを押すと画像が切り替わり、スクロールしていきます。

私の作業は、上記のようなプレイシステム以外のところ、画像の位置やオブジェクトの動きの早さなどの調整なので、
前田君の作業に比べ、細かい処理が多く、作業量もとても多く感じました。

各画面の移り変わりのことなどを考えると、前後のシーンの繋がりや遷移といった、
全体の流れを把握してプログラムを組んでいかなくてはいけないのがとても大変でした。

オブジェクト(ゲーム内で表示するもの)がどんな動きをするのかも一つ一つ気にしなくてはいけません。
メモ無しではとてもできない作業でした。

2013夏CC2藤澤氏2_3.jpg
▲そんな苦労の末やっとできた画面の一部です。

様々な苦労がありながらも、なんとか1週間でβ版が出来上がるところまでいきました。
チーム制作のノウハウや、会社内での本格的な期限が限られた中での制作だったので、とても良い経験ができました。
本当にインターンシップならではの経験です。

残りの時間はデバッグ作業(実際にプレイしてバグを見つけて直していくこと)をして
より完成度の高い作品に仕上げられたらと思います。

次はゲームデザイナーの小野さんが最後のブログを紹介します!


■最後に
今回のインターンシップは私自身がスキルアップという目標もあったのですが、
やはり私がこれからプログラマーを目指すにあたり、
どういった勉強の仕方をしていけばよいのかなどを勉強することも参加目的の一つだったので、
本当に色々と勉強させていただけたほんとうに有意義な1ヶ月間でした。

2013夏CC2藤澤氏2.jpg
▲インターン生という証明書みたいなものです。

このカードも身に着けられるのが残り2日となるという事は、
サイバーコネクトツーの本社に入れるのも残り2日という事です。
サイバーコネクトツーの大ファンでもある私にとってはとても名残惜しいです。

実際にゲームのスタッフロール(ゲームのエンディングに流れるクレジット)に名前が載っている人達に
直々に指導をしていただけることや、すぐ近くに居ていつでもお話を聞きに行けるという
夢のような状況の1ヶ月間でした。
本当に、生涯の思い出としても今回のインターンシップは残っていくと思うので学校に帰ってからも
この経験を生かして勉強に励んでいき、
最終的には本当にサイバーコネクトツーに入社するような勢いで頑張っていきたいです。

最後になりますが、チーム制作を一緒に行ってくれたチームメンバーの皆さん、
お仕事がお忙しい中私達の事をすごく気にかけてくださったサイバーコネクトツーの社員の皆様に
お礼を申し上げて今回のブログを閉じさせていただきます。


言葉だけではこの感謝は伝わりきらないですが、本当にありがとうございました!
またご縁があり、一緒にお仕事ができることを心から願っています。


【関連ブログ】
 サイバーコネクトツー:プログラマーコース 藤澤友也さん(1)


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こんにちは!プログラマー志望の前田貴志です。
前回の記事からもう既に2週間が経過し、
このFUKUOKAゲームインターンシップも残すところあと1週間となりました。
そして今回が私の最後のブログになります。

さて最後となる記事の内容ですが、
前回の記事では私が志望するプログラマーに関する内容が少なかったので、
今回はプログラマーの話を中心にお伝えしようと思います。


■プログラマーの役割
プログラマーとは、名前からも分かるようにプログラミングを行う人の事を指します。
作業内容としては、デザイナーさんが作成した企画書に沿ってプログラムを組んでいき、
アーティストさんが描いた絵などの素材を、一つの作品にまとめあげていきます。

もしプログラマーが作業を怠ると、せっかく良い企画書があって良い素材があるのに
ゲームが完成しないという事になります。なので、とても責任重大な役職です!

今回のゲーム制作では、今までの記事でもあったように
プログラマーが私を含めて2名いるので、実装しなければならないものを列挙していき
役割を決めて作業を分担します。

そして今回は、私がキャラクターや敵の動きを担当し、
相方の藤澤君がシステム周りを担当することになりました。

2013夏CC2前田氏2.jpg
▲相方の藤澤君(左)と私(右)です。



■プログラミング開始 -インターンシップ2週間目-
私がこのインターン中にプログラムを初めて打ったのは、
インターンシップが始まってからちょうど1週間が経過してからです。
それまでの内容は前回の私の記事を参照してください。

さて、プログラムをやっと打ち始めることが出来るということで、
内心かなりテンションが上がっていましたが、はしゃいでいる時間はありません。
お盆休みを挟む関係で、作業ができる日数が普段より少なくなっています。
ですので、プログラミング開始1週間目の終わりには何とかα版を完成させられるように、
急いで作業を進めないといけません。

※α版とは
自分達が作っているゲームの面白さが他人にも伝わる状態のゲームのこと。
キャラクターの画像などは仮のものを使用している場合が多いです。

早速、私はプレイヤーが操作するキャラクターとその仲間達のプログラミングを開始しました。
しかし予定より仲間達の動きに時間を掛かかり、完成した頃には
もう既に三日が経過していました。

予定ではα版が完成していないといけない日でしたが、
まだα版とは言えない状態だったのでスケジュール遅れという形になってしまいました。

2013夏CC2前田氏2[1].jpg
▲プログラミングを開始してから1週間目の状態です。
 画像はまだほとんど仮のものを使用しています。


■β版作成開始 -インターンシップ3週間目-
先週のスケジュール遅れは休みの間に家でプログラミングを行い、取り戻すことができましたが、
今後このようなことがまた起きないように一層気合いを入れてやっていかないといけません。

そんなプログラミング開始2週間目ですが、ようやく実習室の環境にも慣れ、
プログラマー間のやりとりも比較的スムーズに行われるようになり、
順調にβ版を目指してゲームとして必要な部分を入れていくことができました。

※β版とは
多少のバグが残っていてもゲームとして必要な要素がちゃんと入っている状態のゲームのこと。
見栄えもかなりゲームっぽくなります。

2013夏CC2前田氏2[2].jpg
▲プログラミングを開始してから2週間目の状態です。
 1週間前と比べてかなりゲームらしくなっています。


これからのラスト1週間は、ひたすら調整&デバッグ作業を行いゲームの完成度を
高めていくことになります。
プログラマーとしては、ここからが一番忙しいところになる筈です。

という訳で最後の最後まで気を抜かずに頑張っていきます!


■書籍の紹介
余談ですが、せっかくなので指導担当のプログラマーの方に教えていただいた、
ゲームプログラミングの参考になる書籍をいくつか紹介したいと思います。


・ 憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座

こちらの本は、C++言語の書式は分かるけど、
いまいちオブジェクト指向というものが分からない人にお勧めの一冊です。

私もインターンシップ中に家で読んでいましたが、内容がとても分かり易くまとめられており、
良い勉強になりました。


・ EffectiveC++ 第3版

こちらはC++のテクニック集みたいなもので、サイバーコネクトツーのプログラマーさんは
全員読んでいるという書籍です。
私自身、前から興味があった書籍ですが、まだ早いかなと手が届きませんでした。
しかしこのインターンシップを機に読んでみようと思います。

2013夏CC2前田氏2[4].jpg
書籍画像
▲今回紹介した書籍は、なんと全て私達インターン生の実習室に揃っています!
 いつでも借りられるので、自宅に持ち帰って読むこともできます。



■最後に
あっという間に過ぎ去っていったと感じるこの3週間ですが、
振り返れば「とても内容が濃い充実した3週間だった」と自信を持って言えます。

このFUKUOKAゲームインターンシップに参加することで得られたものは、
どれも私の人生に大きな影響を与えてくれました。

中には自分の知識や技術不足によってチーム全体のスケジュールを遅らせてしまったという苦い経験もありましたが、
その反省を活かし今後自分がどうするべきなのかは、もう自分の中ではっきりと分かっています。

またこのインターンシップで、自分が知りたかったゲーム業界の厳しさや楽しさも現場で実感することができ、
より一層ゲーム業界を目指したいと気持ちが高まりました。

そしてこの1ヵ月の間、私と共にゲーム制作を頑張ってくれたチームの皆さん、
毎日的確なアドバイスをしてくださった指導担当の方々、
お忙しい中質問に答えていただいた社員の皆様、
そして私をFUKUOKAゲームインターンシップに受け入れてくださった全社員の皆様に、
本当に心からお礼を申し上げます。

これから私は今回の経験を活かして、もっともっと成長し、
プロのゲームプログラマーになって見せます!

それでは皆様、本当にありがとうございました!!

【関連ブログ】
 サイバーコネクトツー:プログラマーコース 前田貴志さん(1)


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