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クリエイターズバトン:九州大学/末次宏成氏

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九州大学 知的財産本部

コーディネーター(芸術工学博士)
末次宏成

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

2007年度までは、都市建築デザイン分野の意匠研究と建築実務設計に従事。08年度から現職の知的財産本部に在籍し、国内外の産学官連携を支援するコーディネーター職に就いています。コーディネーターとは、人やモノ、コトをつなぐ一種のデザインと捉え、様々なデザイン分野とその活動全体を通じて、日々デザインの価値について考えています。ゲームは、非常に興味深い分析対象であり、かつコーディネートしがいのある分野です。

 

2.どんな仕事をしていますか?

福岡ゲーム産業振興機構のメンバーとして、大学の立場から連携支援活動を行っています。一方で、オランダ・ユトレヒト地域を中心に交流を深め、ゲーム技術の社会的適用をめざした大学発信のゲーム研究開発や、国際間での共同研究を模索しています。一連の活動は、ゲームに携わる役者(開発者や研究者)を支援する「舞台づくり」と捉えています。今後、福岡を舞台に世界へ発信される新たなゲームムーヴメントに期待しています。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

70年代生まれの私は、アーケードゲームやファミコンの対戦型ゲームを介して、友情を深めた世代です。「マリオブラザーズ」他、様々なスポーツ対戦型ゲームは、当時友人とのコミュニケーションツールでした。そして近年、家庭内のコミュニケーションツール「家庭の舞台」として復活の兆しが見えてきました。
建築の視点でみると、80年代家庭用ゲーム機の普及に伴い、家庭の生活空間(リビングルーム)が一変しました。当時、家庭の中心的存在テレビにファミコンがつながることにより、家庭の主役が子供に占有されるゲームは「悪しきもの」として家庭の陰に追いやられた時代と思われます。その後約20年を経て、いまやフィットネスのためのゲーム機など、世代間で楽しむ家庭の中心に戻り、コミュニケーションの舞台として、ゲームの家庭内認知度が様変わりしつつあります。「楽しさ」は機能性より力強く、空間を変えます。ゲームは、家庭という単位から社会生活を変える力を持っています。それを大切に育むことが、日本の文化を支えるもとと考えています。

 

4.福岡と言えば...!?おすすめする福岡スポット

福岡は「すごろく」のようなゲーム性の高い街ではないでしょうか。山笠などの伝統行事のゲーム性もあれば、キャナルシティなど仮想的な街を許容するまちづくりのゲーム性。歴史を超えて場面場面で展開されるゲーム性は、福岡の地域の力にそれらの発想が生まれる創造性の伝統が脈々と潜んでいるように思われます。

 

5.会社のアピール

九州大学は、ゲームの開発過程(プランニング、プログラム、デザイン、マネジメント等)のあらゆる研究分野に対応可能な総合大学となっています。今後、研究分野を超えた柔軟な産学官連携を目指し、ゲーム研究開発者の舞台づくりに貢献できるよう支援させていただきます。

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