株式会社D・A・G
代表取締役
酒井 優一
1.今の仕事を始めることになったきっかけ
まずは社名の説明をします。
『D・A・G』とはDigital,Artists,Guildという言葉の略です。
日本語ではデジタルアーティストの集団(Guild)という事になります。
D・A・Gを立ち上げるきっかけは、優秀なDigitalArtistsを集めて世界に対抗するためでした。
海外ではなんでもギルドと呼ばれている組合があり、個人が目指している組合に認められ入会し、仕事をするのが一般的です。
例えば、ハリウッド映画のアクターズギルド(俳優組合)。
まずここに入れなければ、チョイ役な仕事どころかオーディションも受けられません。
その他にも、ディレクターズギルドなど監督も一緒なんです。
最近では去年になりますが、ライターズギルド(脚本家組合)のストライキがありました。脚本家が待遇改善を求めて、ストライキしたものです。結果、テレビ番組も、映画も何十本も延期され多大なる影響がでました。『24』の最新シリーズもこれの影響で撮影が遅れました。
このように、海外のギルドは組合員を守り育てるなど大きな役割を持っています。
D・A・Gもいち早くCGのGuildになれるように。そんな願いで作りました。
2.どんな仕事をしていますか?
簡単に言うとなんでもしています。
去年、福岡の博多スタジオを立ち上げ、それに必要な人員、設備など先陣をきって交渉や面談などしました。
また、ハリウッド(LA)にも会社を立ち上げたので東京、福岡、LAをぐるぐるしながら広い意味でプロデュースしています。
3.私にとっての思い出のゲーム
ニンテンドー64の007『ゴールデンアイ』です。
FPS(一人称視点のシューティング)なんですが、これが難しかったんです。
私の世代は、いわゆるニンテンドー世代です。いわゆる日本のテレビゲームが出始めて、沢山の名作が生まれてきた時代です。学生時代にはそれなりにゲームが上手く自信があったのですが、海外ゲームは難しかったです。
当時は、インベーダーゲームを開発した方の会社にいたのですが、毎日のように仕事そっちのけでやってました(笑)
とても怒られましたけど・・・すみませんでした。
とくに好きだったのは対戦モードです。4人で対戦すると終電も忘れて朝までハマッてました。
4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!
『バンドオブブラザーズ』全10話
少し前になりますが、映画『プライベートライアン』のテレビ版みたいな位置づけで連合軍がナチスドイツを破るまでを描いています。
製作スタッフはスピルバーグとトムハンクスです。映画では描ききれなかったので、テレビ版として制作したそうです。
少し長いですが、ドキュメント作品といっても良いくらい現実が語られています。
興味ある方はDVDお貸しします!
5.会社のアピール
『D・A・G』は3DCGに特化したプロダクションになります。
私のCGとの出会いは、アメリカ留学時代にルームメートがCGを大学で専攻していたのが始まりでした。
元々は、建築家なりたくて留学していました。当時は『ターミネーター2』や『ジュラシックパーク』などCGを使った映画がとにかく斬新でした。
いつしかそれに影響され、ルームメートにも奨められいつの間にか映画監督を目指していました。
卒業してからは、タイミングが悪く就労ビザが取得できず日本へ帰国しました。
そこから十数年たちましたが、今では個人ではなくD・A・Gとして海外にも通用するデジタルアーティスト集団を目指しています。