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ちえさんぽ号外編:Global Game Jamレポート!九州大学/金子晃介氏(1)

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皆さん、こんにちは!
GFF事務局の山口千恵です。

今回はクリエイターズバトンの予定を変更しまして、オランダで開催されました「Global Game Jam」に参加をされた九州大学の金子晃介さんの体験レポートを掲載いたします!
金子さんは、福岡市・九州大学シリアスゲームプロジェクトにも参加をしています!

日本では聞きなれない「Global Game Jam」というイベントですが、どんなことが行われていたのでしょうか。
詳しくご報告いただいていますので、2週に分けて掲載いたします!

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オランダのGlobal Game Jamの参加体験談レポート(1)


九州大学 金子晃介

 

本レポートでは、今年の1月末に開催されたオランダのGlobal Game Jamでの体験談を紹介します。

はじめにGlobal Game Jamというイベントを知らないという方は多いと思います。そこで、まず、Global Game Jamについて簡単に紹介します。Global Game Jamは、ゲーム制作にかかわるプロ・学生・教育者が、企業間・産学間の枠を超えて自由にチームを組み、週末土日(48時間以内)にゲーム制作を行うイベントです。Global Game Jamの目的は、ゲーム制作者同士がゲーム制作を通じて、企業間・産学間の枠を超えて技術や情報の交流を行うことです(図1)。このイベントはIGDA(International Game Developers Association)主催の国際的なイベントであり、全世界の各開催地で同日同時刻に行われます。今年は世界38カ国140の開催地で900のゲームが制作されました。なお、Global Game Jam 2010の詳しい内容は以下のサイトで見ることができます。
http://www.globalgamejam.org
また、各開催地でのGlobal Game Jamの様子(写真)は以下のサイトから見ることができます。
http://www.flickr.com/photos/globalgamejam2009

今回参加させていただいたオランダのGlobal Game Jam(以下、Global Game Jam NL)は、世界で2番目に大きい規模でこのイベントが運営されています。今回はオランダのGlobal Game Jam NLの主催者であるDutch Game Gardenのお誘いでこのイベントに参加させていただくことができました。
Global Game Jam NL 2010の詳しい内容は、以下のサイトで見ることができます。
http://ggj2010.ning.com
Global Game Jam NLの様子(写真)は以下のサイトから見ることができます。
http://www.flickr.com/photos/dutchgamegarden/sets/72157623318945630

ゲームジャム写真図1.jpg

(↑写真左が金子さん)

 

次に日を追ってGlobal Game Jam NLでの体験談を紹介します。

○1月29日(Global Game Jam 1日目)
 ・ 13:00
主催者であるDutch Game Gardenのスタッフの皆さんに連れられてGlobal Game Jam NLの開催地であるユトレヒト芸術大学に着きました。僕もスタッフの皆さんと一緒に会場のセッティングをお手伝いさせていただきました。

 ・ 16:00
会場に続々と参加者が集まってきました。プロの方・学生・教職員と参加者の所属は様々です。職業もゲームデザイナー、グラフィックデザイナー、プログラマーと様々です。開会式までの待ち時間の間、全く面識のない僕に、たくさんの参加者が話しかけてくれて、オランダの人はすごく社交的だと感じました。

 ・ 17:00
いよいよ開会式の始まりです。会場には、プロ・学生・教職員合わせて200人以上の参加者が集まっていました。そして、IGDAとスポンサーの基調講演が終わった後、今年のテーマとキーワードが発表されました。Global Game Jamのルールとして必ずIGDAから出されるテーマでゲームを制作し、いくつかあるキーワードのうち最低でも1つ以上をゲーム内に盛り込まなければなりません。IGDAから出された今年のテーマは「Deception(ごまかすこと、あざむくこと)」そしてキーワードは「Donkey, Key, Monkey(ロバ、鍵、サル)」の3つです。そして、いよいよゲーム制作のためのチーム決めです。各参加者のネームプレートにはパズルのピースの一部が入っています。参加者の中から自分のピースと会う人達を探し、ピースが合った人達とチームを組みます。僕らのチーム「Visual Stud」のメンバーの写真を載せておきます(図2)。左からKosuke Kaneko (九州大学:日本)、Niels Keetels (ユトレヒト芸術大学:オランダ)、Niels de Wit (W!Games:オランダ)、Arjan Janssen (W!Games:オランダ)、Micah Hrehovcsik(ユトレヒト芸術大学:オランダ)。そして、写真には写っていませんが飛び入りで入ってきたOnur Onder(ビルケント大学:トルコ)の6人です。チーム構成はプロ2人に学生4人です。職業は、ゲームデザイナーが1人で残り5人は全員プログラマーです。国籍はオランダ、トルコ、日本と国際イベントらしいチームです。

ゲームジャム写真図2.jpgチーム決めの後はいよいよゲーム制作です。この日は一晩中徹夜でチームメンバーとゲームデザインの話し合いを行いました。そしてその時に使われた、ゲームのプロトタイプを載せておきます(図3 )。さてさて、このプロトタイプから、どのようなゲームができるのでしょうか。

ゲームジャム写真図3.jpg

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今回はここまで!

次回は、金子さんのチームがつくったゲームの内容についてお送りします。

お楽しみに♪

 

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