こんにちは、古園健悟です。今回システムソフト・ベータ様のインターンシップにデバッグプレイヤーコースで参加したのでその体験記をまとめました。
応募した理由
私はゲームプログラマ志望なのですが、プログラミング初心者であるため、学校の先生の助言もあり、デバッグプレイヤーコースで応募しました。
目的としては実際のゲーム開発現場に携わりゲーム業界を知ること、デバッグの仕事を知ること、自分の社会人としての適性を知ることを重視しました。
概要
今回のインターンシップは、月~金の5日間行われました。
1日目は、デバッグをするゲームに慣れるために、純粋にゲームをプレイしました。開発中ということもあり、通常のプレイで発生するバグも多かったので、その内容を簡単に記録しながらプレイしました。
2日目からは、デバッグ機能という、ゲーム内のステータスを操作するなどの、本来のプレイではできない操作ができる機能を活用して、発見したバグの再現性を確かめたり、様々な状況下でバグが発生しないかを調査したりしました。発見したバグについては、そのバグの発生条件や再現性、リスクレベルなどを随時テキストにまとめ、提出しました。
私が行ったのは、自由にプレイしながらバグを見つけるフリーデバッグでしたが、他にも、チェックリストを使用しながら仕様との不整合がないか調べるチェックリスト方式や、ゲームを最初から最後まで通してバグを見つける通し方式のデバッグを行うそうです。
感想
初日は、緊張していたり、長時間のゲームに疲れたりで忙しかったのですが、挨拶や朝礼がある社内の雰囲気が良く、安心もしていました。また、初めて見た開発機やデバッグ機能には興奮させられました。
2日目から始まった本格的なデバッグ業務では、開発中ということもあり、あらゆるバグが発生しました。最終日までに発見したバグの数は数十件で、その中で未発見のバグ数個をテキストにまとめて報告することができました。デバッグの成果が出せたので嬉しかったです。
4日目には、バグの修正アップデートがあったのですが、いくつかのバグが修正された一方で、今まで発生しなかった新たなバグも発見され、心配になりました。しかし、リグレッションテストとその修正がすぐ終えたようで、翌日にはほぼ完全にグレードアップし、ゲームの状態がかなり良くなっていたため感動しました。良いゲームであるからこそ、そのプレイを妨げるようなバグはできるだけ排除したいものだと感じました。そして、これから先、終わりのない過酷な作業が続くことも予想できます。今回、デバッグに携わった人間として、このゲームの完成を応援したい気持ちも生まれました。
業務外での社員さんとの交流も多く、先輩ゲームプログラマにアドバイスを貰うこともできました。充実した5日間を送れました。
最後に
目標にしていたことは概ね達成できました。さらに、自分の将来のイメージがより鮮明になるなど期待以上に良い成果も得ることができました。
システムソフト・ベータの皆様、貴重な体験をありがとうございました。