こんにちは!
ゲームデザイナー志望の乗峰です。
前回の落合さんのブログに引き続き、今回も私たちが行っているミニゲーム集制作についてお伝えします。
ゲームの内容が決まり、いよいよ制作にとりかかった私たち!
いわゆる起承転結でいう「承」の部分にあたる部分を職種別に見ていきましょう!
まずは私たちゲームデザイナーの仕事についてお話します。
ゲームデザイナーは仕様書を作っていました。仕様書とは、ゲームの流れを分かりやすくフローチャートにまとめたものやゲームで使われる素材の一覧などが書かれたものです。ミニゲームのアイディアを考えるのはゲームデザイナーですが、実際の制作となるとアーティストやプログラマーの作業が欠かせませんよね。仕様書は彼らが仕事をする上で欠かせないものとなります。
ちなみに、私が考えたミニゲームは、花火打ち上げシューティングゲームです。夏なので花火をテーマしたものを考えました。その名も「たぁまや~!!」です。簡単に言うと、上から落ちてくる兵隊を花火で攻撃するという内容です。大砲を動かし、花火を発射するというシンプルな操作ながら、花火をたくさん打ち上げるためには敵の動きや落ちてくるタイミングを見極めることが必要になってきます。花火がたくさん打ち上がったときの爽快感は最高!!になる予定です。
自分の考えたゲームとはいえ、細かいところまで、しかも分かりやすく他の人に説明するのはとても難しいと痛感しました。「じゃあこういう場合は?」という例外的な場面も想定しなければなりません。「そこは考えてなかった!」なんて漏れがあってはダメなのです。少しでもアーティストとプログラマーが仕事をしやすいように、分かりにくいと言われたところは何回も書き直しました。
またゲームの画面ができてからは、もっと滑らかな動きにしてほしいとか、大きさはこのくらい、などのような細かい仕様をプログラマーと相談しながら決めていきました。自分の考えたゲーム画面がどんどんできあがっていくのは嬉しいですし、不思議な感じです。しかもまだ制作途中の段階なので、雨のように降る兵隊に花火を乱発するといった、完成版ではありえない状況も楽しめてしまいます。これはこれでおもしろいんですが、ちゃんとした面白さを持つゲームになるよう頑張っていこうと思います。
次にアーティストです。
アーティストは「劇場」に登場する観客のデザインとモデリングを行っていました。
モデリングというのは3Dソフト上でオブジェクトを作ることです。観客は何人も出てきますから限られた期間の中、一人一人作っていてはとても時間が足りません!効率よくたくさん作ることが求められるのです。そこでアーティストの2人は汎用性が高いものを作れるように工夫していたそうです。
劇場についても同じことが言えます。古い劇場から、豪華な劇場、どちらにも対応できるように工夫していました。
なんと劇場にいる観客はアニメーションで動きます!観客の動きが分かりやすいように手を長くする、手のひらを大きくするといった工夫を施しています。見た目がかわいいだけでなく、実は計算しつくされたデザインなのです!!さすがです。こんなかわいいキャラクターが動きだすなんてわくわくしますよね!完成が楽しみです。
最後にプログラマーについてです。
なんと今回のFUKUOKAゲームインターンシップ生で、唯一プログラマーの谷君。ゲーム制作においては、きっと忙しい日々が待っているのでしょう・・・。
そんな彼が最初に行った作業は、ライブラリの修正でした。ライブラリの修正はゲームを作りやすくするために必要なことだそうです。2Dと3D、どちらも対応できるようにするのが大変だったみたいです。他にも、私たちゲームデザイナーが、あとでレベルデザインをしやすいように工夫してくれました。谷君ありがとうございます!
そして次に劇場のシーンの作成に取り掛かりました。ツール的に操作ができるように工夫していました。しっかり者の谷君。彼なら殺人的スケジュールをこなしていけることでしょう!
こんな感じで順調にゲーム制作は進んでいます。劇場という大枠に、ミニゲームが3つ。
・・・多いですね!それぞれやるべきことはたくさんありそうです。一人ひとりが仕事をこなしながらも、しっかりとチームで相談し完成のイメージを共有しながら良い作品を作りあげていきたいと思います。
それでは次の工程は橘さんにおねがいします!