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FUKUOKAゲームインターンシップBLOG

世界、そして、未来を見据える人たちが、福岡にいます。

GFF加盟企業をはじめとする福岡のゲーム企業の現場に入ってその仕事を体験する、ゲームインターンシップ制度。
ゲーム制作の厳しさ、楽しさを学んで、ゲームクリエイターになるきっかけをつかむ体験をブログ形式で報告します。

【2022年夏】サイバーコネクトツーでインターンシップ!(3)

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FUKUOKAゲームインターンシップのキャラクターモデラーコースに三日間参加させていただきました、CGデザイナー志望の中原琴美です。

今回のインターンシップに応募したきっかけは、実際にゲーム業界で働いているプロの方から自分の作品を見たときの改善点を知りたいというものでしたが、実際にご指導いただくと、着眼点が自分ではあまり気にしていなかったところばかりで、己の力不足と経験不足をひしひしと感じました。

まず1日目には、課題の説明と同じ職種のチーム同士のランチ会がありました。
課題の説明を受けてから、私は軽く途方に暮れていました。というのも、今までアニメ調のキャラクターモデリングばかりしていたので、実際の武器のモデリングもモデルリアル調のレンダリングもほぼやったことが無かったからです。

とにかく資料を集めてモデリングをしていた時、ランチ会で先輩方のポートフォリオを見せていただきました。どの作品もとにかくクオリティが高く、しかも短時間で作られていたり、モデリングだけでなくゲームを作ったことがあったりと、追加情報に驚くばかりで「私も今のままで満足してはいけない、もっと頑張ろう」と決心しました。

前日のランチ会もあって、2日目は新しいソフトに挑戦することにしました。テクスチャを制作するのですが、簡単にリアルな質感を作れてしまうため、その時点で完成したように見えてしまい細かい質感まで手を回す発想ができなかったことが反省点です。とはいえ新しいことに挑戦できたのも、今回のインターンシップでの大きな収穫だと思います。それから、1日目の終礼で手榴弾の形状についての指摘をいただき、情報収集が不足していたことを実感しました。

この日はポートフォリオの添削もしていただき、プロのモデラー視点での修正点を上げていただき、今後のポートフォリオ作りの指針も決まったので、大変参考になりました。

2日目には松山社長とのランチ会もありました。「ゲーム業界には沢山のコンテンツにハマる人が多いのか」という私の不安も込めた質問に対して丁寧に回答していただき、安心して、全力でゲーム業界を目指そうという気持ちになれました。

3日目はとにかく時間が無く、しかも不慣れなレンダリング作業だったので焦るばかりでした。

画面の明るさや影の設定、マテリアルの質感の調整などここだけでも気にするべき場所が多くてこれは練習しないといけないなと感じました。「どんな環境なのかが分かりにくい」との指摘をいただいたので、これからはレンダリングの数をこなして様々な表現を身につけたいです。

ランチ会では、制作に関すること以外にもゲーム会社で働く生活についてのお話も聞けたことがよかったです。サーバーコネクトツー様は基本リモートではなく対面スタイルとのことで、作業は個人個人で行うことでもコミュニケーションの大切さを感じました。

その後、アートマネージャーの方との座談会がありました。私はアートディレクターという仕事にも興味があったので、「自分の専門外のチームのすることも、もし自分に少し知識があれば提案や相談ができる」という言葉を聞いて「自分は分からないから」というのを理由にしないためにも別の職種にも興味を向けようと思います。

15時からは全員の成果物発表がありました。別のチームの方の発表を見て、自分にできないことをできる人でも修正点が出てくる、それを修正してこんなにすごい作品を作ったのかと驚き、それと同時に「私もやってみたい」という好奇心が出てきました。モデリング技術を上げることが最重要ではありますが、今後モーションやエフェクトにも挑戦してみたいです。

最後の終礼では、なんとか完成した作品もライティングや質感に関する課題が多くあり、同じチームの方のクオリティの高い作品でも修正点が挙げられていて、その妥協を許さぬ姿勢に流石だなと感じました。3DCGは難しいですが、諦めずに学び続けようと思います。最後には激励の言葉も頂き、今後の励みになりました。

ここで、大学卒業までに「Mayaや3DMax、Unityなど様々なソフトに触れること」、「細かい質感にまでこだわり、完成度を高めること」「モデリング以外にもモーションやエフェクト制作をすること」の3つを目標に決めました。自分で決めたからには妥協せず達成したいです。

最後に、この度は3日間のインターンシップを通して貴重な体験をさせていただきありがとうございました。今回の経験を活かして今後の制作に励みたいと思います。

インターンシップブログ画像_中原琴美.png

ポスター
第27回応募要項

2022年10月

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