みなさんこんにちは、アーティスト志望の東滉子です!
2回目のブログということなので、今回は3月13日からの1週間についてです。
毎日がとても濃厚で、1週間はあっという間に過ぎてしまいます。
企画が決定してからいろいろなことがありました。
今回のブログでは、α版完成への本格的な作業内容と、α版完成を終えβ版に向けての制作とその様子について
お話していこうと思います。
■素材について
前回のブログでは、担当するアーティストの制作としてキャラクターデザインの話をしましたが、
今回は企画で決まったゲームの素材についてお話していきます。
私の作成する素材は主に、ゲームに登場するキャラクターやアイテムの動作(モーション)に必要となる
イラストの差分、簡単にいうとアニメーションです。
そして、ゲームのストーリー部分で使用されるイラストを作成しています。
ゲームに登場するキャラクターひとりひとりに動きがあるので、制作するモーションイラストの枚数はたくさん!
そのたくさんある素材を、ゲームデザイナーさんが優先順位をわかりやすくまとめてアーティストに
発注してくれるので、それを確認してから素材の作成へと取り掛かります。
■モーションの制作について
まず、キャラクターのモーションを作成するのにチームで「どのような動きをさせるのか」・
「こんな動きがあるといい」などを話し合い、話し合った意見を元にイラストを描いていきます。
作成したモーションをGIFアニメとして実際に動かし、チームでそれを共有することで意見交換を行い、
そこからモーションの調整を行っていきます。
作成されたイラストは、下図のようにひとつずつ等間隔に並べ、プログラマーさんにその画像を
素材としてお渡しします。
実際にゲームの画面上で動かしてみて、動きに違和感がある点や、プログラミングしやすいように
画像を透過した状態で素材の作成してほしいなどという点をプログラマーさんに指摘してもらい、
素材の調整を行います。
モーションを作成し始めた頃は、制作しなければいけない素材のあまりの多さに「本当に間に合うのだろうか」という
不安を抱えて作業を進めていました。
しかし、素材がなければゲームは成り立ちません!
ゲームを完成させるには、ひたすら素材を作成するのみです!
必要な全ての素材が完成した時に、パソコンに貼られた付箋(私の前回のブログ参照)を剥がしていくと、
ものすごい達成感を味わうことができます。
■ストーリー用イラストの作成について
企画会議で決められたイメージ案を元にゲームのストーリーを話し合い、テキスト化されたストーリーを
アーティストはイラストとして描いていきます。
ゲームのオープニングにあたるストーリーは、
「悪のピッキング伯爵にさらわれてしまったトビラの国の姫...
このままじゃ無理やり結婚させられちゃう!
伯爵がいないうちに得意のトビラの魔法で脱出だ!」
という内容になります。
このストーリーからイメージして描いたのが下のイラストラフです。
これらのイラストラフを使用してα版の完成となりました。
α版が完成して一度、担当指導の方々に向けてプレゼンテーションを行った際、上のイラストについて
・キャラクターと背景が全体的に斜めを強調した構図になっているため、見辛くなっている。
・姫と伯爵の視線の向きがばらばらなので、見ている側が視点をどこに置けばいいかわからない
・ゲームのスタート場面で檻が出てこないのに、さらわれて檻に閉じ込められているのが不自然である
という点を指摘していただきました。
プレゼンを終えてβ版に向けてイラスト制作を行うのに、指摘された点に注意しつつ
ブラッシュアップ(しっかりとしたものに書きあげること)をしていきました。
修正前のイラストでは、「姫が檻に入れられてさらわれる」という設定に基づいて制作しましたが、
これだとゲームのスタート時に「檻に入った姫」という素材が別に必要となってくるので、
修正後のイラストでは「檻に入れられて」という設定をなくし、シンプルなものにしました。
そして、伯爵と姫の視線の流れを揃え、キャラクターのポーズと配置を変えることで全体的に斜めだった構図を抑え、
イラストを制作しました。
■昼休みの様子
作業中は机に向かってじっと座ったままの作業が多いので、どうしても肩や腰が疲れてしまいます。
そこで、私たちのチームは昼休みにみんなでラジオ体操をすることで、心と体をリフレッシュさせてから
午後の作業に取り組む工夫をしていたりします。とても健康的!
スケジュール管理も大事ですが、体調管理も怠ってはいけません。
ラジオ体操なら短い時間に十分な運動ができるのでオススメです!
インターンシップが始まって2週間が経とうとしています。
スケジュール表に×印がつけられていくのがとても寂しく感じられます。
ゲームの完成を目指してインターンシップの残された時間を大切に、そして有効に活用していきたいです!
それでは次回、またお会いしましょう。
次のブログもお楽しみに~♪
■サイバーコネクトツーのウェブサイトはこちら
>>【2013春】サイバーコネクトツー:デザイナーコース 東滉子さん(1)
>>【2013春】サイバーコネクトツー:デザイナーコース 東滉子さん(最終)
2回目のブログということなので、今回は3月13日からの1週間についてです。
毎日がとても濃厚で、1週間はあっという間に過ぎてしまいます。
企画が決定してからいろいろなことがありました。
今回のブログでは、α版完成への本格的な作業内容と、α版完成を終えβ版に向けての制作とその様子について
お話していこうと思います。
■素材について
前回のブログでは、担当するアーティストの制作としてキャラクターデザインの話をしましたが、
今回は企画で決まったゲームの素材についてお話していきます。
私の作成する素材は主に、ゲームに登場するキャラクターやアイテムの動作(モーション)に必要となる
イラストの差分、簡単にいうとアニメーションです。
そして、ゲームのストーリー部分で使用されるイラストを作成しています。
ゲームに登場するキャラクターひとりひとりに動きがあるので、制作するモーションイラストの枚数はたくさん!
そのたくさんある素材を、ゲームデザイナーさんが優先順位をわかりやすくまとめてアーティストに
発注してくれるので、それを確認してから素材の作成へと取り掛かります。
▲α版発注表(水色の部分がα版に必要な素材)
▲素材をどんどこ作成している様子
■モーションの制作について
まず、キャラクターのモーションを作成するのにチームで「どのような動きをさせるのか」・
「こんな動きがあるといい」などを話し合い、話し合った意見を元にイラストを描いていきます。
作成したモーションをGIFアニメとして実際に動かし、チームでそれを共有することで意見交換を行い、
そこからモーションの調整を行っていきます。
作成されたイラストは、下図のようにひとつずつ等間隔に並べ、プログラマーさんにその画像を
素材としてお渡しします。
▲プレイヤーと敵のモーション
実際にゲームの画面上で動かしてみて、動きに違和感がある点や、プログラミングしやすいように
画像を透過した状態で素材の作成してほしいなどという点をプログラマーさんに指摘してもらい、
素材の調整を行います。
モーションを作成し始めた頃は、制作しなければいけない素材のあまりの多さに「本当に間に合うのだろうか」という
不安を抱えて作業を進めていました。
しかし、素材がなければゲームは成り立ちません!
ゲームを完成させるには、ひたすら素材を作成するのみです!
必要な全ての素材が完成した時に、パソコンに貼られた付箋(私の前回のブログ参照)を剥がしていくと、
ものすごい達成感を味わうことができます。
■ストーリー用イラストの作成について
企画会議で決められたイメージ案を元にゲームのストーリーを話し合い、テキスト化されたストーリーを
アーティストはイラストとして描いていきます。
ゲームのオープニングにあたるストーリーは、
「悪のピッキング伯爵にさらわれてしまったトビラの国の姫...
このままじゃ無理やり結婚させられちゃう!
伯爵がいないうちに得意のトビラの魔法で脱出だ!」
という内容になります。
このストーリーからイメージして描いたのが下のイラストラフです。
これらのイラストラフを使用してα版の完成となりました。
▲伯爵にさらわれる姫(上)、魔法のトビラを出す姫(下)
α版が完成して一度、担当指導の方々に向けてプレゼンテーションを行った際、上のイラストについて
・キャラクターと背景が全体的に斜めを強調した構図になっているため、見辛くなっている。
・姫と伯爵の視線の向きがばらばらなので、見ている側が視点をどこに置けばいいかわからない
・ゲームのスタート場面で檻が出てこないのに、さらわれて檻に閉じ込められているのが不自然である
という点を指摘していただきました。
プレゼンを終えてβ版に向けてイラスト制作を行うのに、指摘された点に注意しつつ
ブラッシュアップ(しっかりとしたものに書きあげること)をしていきました。
▲β版用に修正したストーリーイラスト
修正前のイラストでは、「姫が檻に入れられてさらわれる」という設定に基づいて制作しましたが、
これだとゲームのスタート時に「檻に入った姫」という素材が別に必要となってくるので、
修正後のイラストでは「檻に入れられて」という設定をなくし、シンプルなものにしました。
そして、伯爵と姫の視線の流れを揃え、キャラクターのポーズと配置を変えることで全体的に斜めだった構図を抑え、
イラストを制作しました。
■昼休みの様子
作業中は机に向かってじっと座ったままの作業が多いので、どうしても肩や腰が疲れてしまいます。
そこで、私たちのチームは昼休みにみんなでラジオ体操をすることで、心と体をリフレッシュさせてから
午後の作業に取り組む工夫をしていたりします。とても健康的!
スケジュール管理も大事ですが、体調管理も怠ってはいけません。
ラジオ体操なら短い時間に十分な運動ができるのでオススメです!
▲ラジオ体操第2
インターンシップが始まって2週間が経とうとしています。
スケジュール表に×印がつけられていくのがとても寂しく感じられます。
ゲームの完成を目指してインターンシップの残された時間を大切に、そして有効に活用していきたいです!
それでは次回、またお会いしましょう。
次のブログもお楽しみに~♪
■サイバーコネクトツーのウェブサイトはこちら
>>【2013春】サイバーコネクトツー:デザイナーコース 東滉子さん(1)
>>【2013春】サイバーコネクトツー:デザイナーコース 東滉子さん(最終)