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FUKUOKAゲームインターンシップBLOG

世界、そして、未来を見据える人たちが、福岡にいます。

GFF加盟企業をはじめとする福岡のゲーム企業の現場に入ってその仕事を体験する、ゲームインターンシップ制度。
ゲーム制作の厳しさ、楽しさを学んで、ゲームクリエイターになるきっかけをつかむ体験をブログ形式で報告します。

【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(4)

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こんにちは。
第22回FUKUOKAゲームインターンシップにプランナー志望で参加させていただきました、麻生情報ビジネス専門学校北九州校の下田 依里奈です。

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私は県内からの参加でしたが、私以外のインターンシップ生は皆さん県外からの参加者の方だったので初日にとても驚きました。

今回のインターンシップでは、「みんなで遊べるカードゲーム」というお題でゲームの企画を体験させていただきました。私たちに与えられた期間は2週間、最初はゲームの方向性を決めプロトタイプを作成するところから始めました。
私はカードゲームで大切なことは、まずそのゲームに興味を持ってもらい実際にカードを手に取りプレイしてもらう段階までいくことではないかと考えました。ですので「人の興味を引くような、ちょっと変わった要素のあるカードゲーム」が私のカードゲームの大きなテーマとなりました。

テーマまではすんなりと決まったものの、そこからがなかなか進まず、私は出だしから苦戦してしまいました。しばらくの間悩み続け、カードの裏がわからないというところをうまく使いたいなと思い、ようやく「カードの表も裏も使うカードゲーム」を思いつきました。そこからは流れるように内容が決まってゆき、今回のゲームの原型である「表裏の区別がなく両面を使うアイドルスカウトゲーム」を作成しました。

そしていざテストプレイをしていただくと大きな問題点が出てきました。
「とにかくルールが分かりづらくカードも見づらい」というのが私が最初にぶつかった大きな壁でした。その後も改良や迷走を続けましたが分かりにくいと同じご指摘を何度もうけることとなりました。
そんなときに社員の方から既存のテーブルゲームをもっと調べてみてはとアドバイスをいただきました。オリジナリティばかりを求めてしまっていたその時の私には盲点とも言えるような意見で、まさしく電撃の走るような思いをしました。
トランプゲームや麻雀、花札など様々なゲームを調べていくうちにようやく完成版の形にかなり近いゲームが出来上がりました。

配られた5枚のカードでさまざまな組み合わせを作っていき、いらないカードを場に捨て、捨てた枚数新たに手札に加えます。組み合わせには、事前にそれぞれポイントを設定しており、最終的に手札のポイントが一番高い人の勝ちというシンプルなルールです。
また、手札に加えるカードは山札からだけでなく、他のプレイヤーが捨てたカードからも選ぶ事ができます。一部のカードは裏にも情報が少しだけ記載されていて、運が良ければ欲しいカードをピンポイントで手札に加えることができますが、はずれカードに当たる場合もあります。

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このときのテストプレイでは「ルールが分かりやすい」、「裏面にも情報があるのがおもしろい」とかなり良い評価をいただくことができました。ずっと「分かりにくい」と格闘していた私はこの時かなり安心したことを覚えています。
ですが「アイドルというモチーフが活かされていない」という新たな問題に直面することになりました。他にも、今までに削ってきたルールをまた一部取り入れてもいいかもしれないというアドバイスもいただきました。ですがかなりの期間、ゲームを分かりやすくすることを一番に考えていた私には、新たに要素を足すということがとても難しいことになっていました。

その後もなんども他のインターン生の方とテストプレイを繰り返したり、社員の方に相談にのっていただいたり、試行錯誤を繰り返し、完成版の発表のぎりぎりまでゲームの改善を行いました。

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完成品の発表とテストプレイの際にはやはり分かりやすさと、裏面のあるカードを評価していただきました。ですがアイドルの要素の薄さや自分の狙っていたことがうまく実現できていなかった点などのご指摘もいただきました。ゲームのオリジナリティや面白さと分かりやすさのバランスを考えることが今後の私の課題であると思いました。

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今回、2週間のインターンシップに参加させていただいて一番に感じたのが、相談の大切さと、相談にのってくださる方がいることのありがたさでした。
私の学校にはプランナーの専門学科はなく、さらに学年の中でプランナーを志望しているのが私一人だけだったのでゲームの企画について相談できる人があまりおらず、ずっと一人でプランナーについて勉強していました。ですが今回のインターンシップでは他のインターン生はもちろん、ありがたいことにプロのプランナーの方々など多くの人と意見を交わす機会があり、とても新鮮な経験をさせていただくことができました。ガンバリオンさんの会社の雰囲気そのものも社員さんどうしが相談をしやすい環境であったように感じました。

今回のインターンでは学校では経験できない様々な経験をさせていただき、そして自分はまだまだであると改めて感じることができました。今回の経験を活かしていけるようもっといろいろなことに挑戦していかなければと強く思いました。


【ガンバリオンでのインターンシップ】
【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(1)
【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(2)
【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(3)

【その他企業でのインターンシップ】
第22回FUKUOKAゲームインターンシップBLOG もくじ





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