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FUKUOKAゲームインターンシップBLOG

世界、そして、未来を見据える人たちが、福岡にいます。

GFF加盟企業をはじめとする福岡のゲーム企業の現場に入ってその仕事を体験する、ゲームインターンシップ制度。
ゲーム制作の厳しさ、楽しさを学んで、ゲームクリエイターになるきっかけをつかむ体験をブログ形式で報告します。

【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(2)

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プランナー志望でインターンシップに参加させていただきました大場 大二郎です。

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僕が通っている専門学校はプログラムの専門学校で、プログラムの勉強をしながらプランナーを目指す勉強をしていました。そんな時、学校にFUKUOKAゲームインターンシップの案内が来て、プロの現場で自分のプランナーとしてのスキルを磨きたい!という思いで今回のインターンシップに応募させていただきました。

僕は大阪からの参加でしたので福岡での生活にかなり緊張していたのですが、実際に住んでみると街並みは綺麗で、何よりも物価が安く生活しやすい街だと感じました。ガンバリオンさんの社内に初めて入った時の第一印象は、広々としていて見通しのいい社内だと感じました。社員の方々も伸び伸び作業しているなという印象を受けました。

インターンシップ初日で課題の発表があり、今回は「皆で遊べるカードゲーム」とのことでした。僕は前回のインターンシップの内容をブログで確認していてその時の課題が「カフェで遊ぶカードゲーム」でかなり難しいものになるのではないかと思い身構えていたのですが、シンプルな課題で当時の僕はホッとしていました。しかし、ホッとしていたのはほんの一瞬だけで、この課題が茨の道でした。

僕は一番初めに、大人数で遊ぶならプレイヤー同士でコミュニケーションをとりながら遊ぶゲームがいいと思い考え始めました。そこで考え付いたのが会話をしながら相手に特定のワードを言わせるというゲームです。しかし、「周りからみて上手い下手がわかりづらい」や「似ているゲームがあるのでオリジナリティが欲しい」など様々な意見を頂きました。この時僕は知らなかったのですが「NGワードゲーム」というものに酷似していたみたいです。もっと多くのゲームを知っておかなければいけないと思いました。
そこで僕は、上手い下手が分かりやすく、大人数でコミュニケーションが取れるゲームを考えなおし、大喜利ゲームならすべての条件を満たすじゃないか!と思いました。 そして考え付いたのが、学校の先生を模したプレイヤーが手札の言葉が書いてあるワードカードを使って問題を出し、生徒を模したプレイヤーが手元のワードカードを使って回答をするというゲームでした。

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盛り上がりはしたものの、ルールがフリーダム過ぎてゲームといえる内容ではありませんでした。
しばらくその企画を詰めて行きましたが、回答の採点基準がプレイヤーの気分次第で分かりにくいところや、意味の分からない問題が出た時に周りが困惑するなど、どうしてもゲームとして成立させる事が出来ませんでした。ここで多くの時間を費やしてしまい、すでに一週間近くが過ぎてしまっていました。
正直かなりヤバいと僕は内心焦りました。ここで一旦企画を見直そうと、さまざまな大喜利に企画をシフトしようと思いました。しかし、どの内容もゲームとして成立するというところに至ることができませんでした。

悩んでいる僕にスタッフ方から「もっと多くのゲームからシステムを学んだほうがいい」と意見を頂き、このゲームを何かのゲームと合わせる事が出来ないかと考え思いついたのが、言葉が書いてあるワードカードを7並べのように並べて"文章を作る"ゲームでした。ワードカードをどんどん広めていく面白さはあったものの、文章が成り立っているかを評価するのもプレイヤー次第だからゲームとして成り立たないという指摘を頂きました。結局、前ぶち当たった問題点に再び戻ってくる悲惨な状態でした。

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そしてスタッフ方にアドバイスをいただきながら最終的に出来上がったのが「広がれ!連想ワールド」というゲームです。
場に出ているワードカードから連想される言葉を、手札のワードカードの中から選び並べていき、最後まで手札が残ってるプレイヤーが負けというゲームです。

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連想カードは横だけでなく縦向きにも置けるルールにし、縦横隣り合ったカードがある場所は両方に連想されるカードを置かないといけないなどゲーム性が出るようにしました。

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この企画が固まり始めたのが期間ギリギリで発表前日まで悩んでいるような状態でしたが、何とか発表には間に合わせる事が出来ました。
発表後実際にゲームをプレイしていただいて「シンプルでわかりやすい」や「戦略性もあって面白い」という意見を頂けた一方、「特殊カードとかあってもよかった」など期間がギリギリで手が回らなかった部分もあり悔しいなと感じました。
企画の制作中もそうですが、やはりプロの方々の指摘はとても的確で最後まで多くのアドバイスを頂くことができました。

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こういった経験は実際ゲーム会社に入らないとできないとても貴重な経験です。僕もプランナーとして足りない部分をたくさん見つけることができ今後の自分への課題にすることができたと思います。ずっと悩みっぱなしの2週間でしたがあっという間で、とても充実した2週間になったと思います。
今後、ゲームクリエイターを目指して応募しようか悩んでいる人がいたら是非とも応募してほしいです!プロのクリエイターの方が長期間指導してくれる経験はクリエイターを目指す上で一生ものの宝になっていくと思います!




【ガンバリオンでのインターンシップ】
【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(1)
【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(3)
【2017春】ガンバリオンでインターンシップ!(4)

【その他企業でのインターンシップ】
第22回FUKUOKAゲームインターンシップBLOG もくじ




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